2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大学の体質

近ごろ、いろいろなblogからこちらに飛んできてくださる方が増えてきて、時々そこをたどって同業者や学生さんのご意見や日常を楽しく拝見させていただいている。ところが、今日そのようにblog巡りをしていたら、最近論文データ捏造*1で話題になった大学の学…

授業のあと

先週末から冠島に行ってきたという学生が部屋に来て,写真を見せてくれた。「S川さんから噂をいろいろ聞きましたよ」って,どうせその昔道に迷った話とか崖から落ちた話とかだろう。 今年は島でイルカが見られたそうだ。私は7,8回行っているけどイルカク…

学科名変更

上記カテゴリーと特につながりがあるわけではないが,大学の体制に関わることなので,学内の皆さんに情報を提供します。 現在,環境生態学科で「学科名を変更するべきかどうか」という議論がなされています。もちろん,改学科名に賛成の教員もいれば,反対の…

坊主坊主

今日のモンドリは予想通りの坊主(正確にはウシガエル1匹)であった。 今週から稚魚調査を開始したが,なんとこちらも丸坊主。「ゆりかご水田」はもちろん,せき上げた水路の中にさえ稚魚が見つからない。親魚はこの前,数尾のフナがいることが確認されてい…

行きはよいよい

明日の実習のため,夕方に南三ツ屋までモンドリを入れに行く。快晴で気温24度,絶好のサイクリング日和。 現場に着いてみると。やはりこのところの好天のせいで水路の水がぐっと少ない。モンドリの入り口を水に浸すのが難しい。今夜も雨は期待できないから,…

カゲロウの日記

最近,モンカゲロウの仲間らしい大型のカゲロウが続々と羽化していて,私の部屋の窓ガラスにも何匹か止まっている。亜成虫の脱皮殻も残っている。彼らの短き青春に幸あれかし。 アユに餌をやりに行ったら,蓋代わりに掛けている寒冷紗に亜成虫が一匹止まって…

筑後の水浴び

朝から特急「ゆふ」に乗って日田へ。アユに食わせる中間宿主のカゲロウの採集である。 大山川は近頃出水がないということで,川底がかなりきたない。大山川は昔は水量が多かったので,河床に巨大な礫や岩盤がむき出しになっている箇所が多く,水量が減った今…

てなわけで福岡

福岡教育大のパソコンから書いています。 昼から電車に飛び乗って福岡へ。さっそく今週取れた貝から出たセルカリアのチェックをする。また、熊本産のヨシノボリから出たという寄生虫を見せてもらう。あまりピンとこない種類である。標本が完成したらじっくり…

けつまくえん

ぼつぼつ福岡行きの準備。向こうの学生に届けるものを用意したり、新幹線の中でできる作業を考えたり。 コンタクトレンズが片目だけごろごろするので眼科に行ってみたら、結膜炎の一種という診断を受けた。私はよく目が赤くなるので結膜炎の診断を下されるこ…

アユvsスッポン

昨日は午前様2日目で(あくまで仕事です。念のため),さすがに日記を書く気力が失せた。 会議2発,合計4.5時間もかなりきいた。 アユは順調である。この魚を飼うのは初めてなのでいろいろ発見がある。ご存知の通り一瞬もじっとしていない魚だ。「あゆメガ…

宇治川釣り大会。釣り好きの学生5名ほどは朝から出かけ(彦根3時半出発だったそうだ),”鵜匠”たる私は昼頃に宇治へ出向く。 残念ながらウチの学生の釣果はなかったが(大きなバス1尾のみ),他の参加者から大小2尾のビワコオオナマズを入手できた。万歳…

鵜匠の一日

北へ東へ

午前中、学生の車で長浜の魚網店へ出向き、実習用のもんどりを購入する。以前購入したもんどりが水路幅よりわずかにでかくて使えなかったので*1、もう少し小振りのを注文したのだ。何でもおじいさんが一人で作っておられるということで、注文してもすぐには…

守山の水路をはいまわる

学生と守山で貝調査。1地点でカワツボを見つけたらその水路を上流へたどっていってどこまで分布するか調べるのである。守山も古くは野洲川の伏流水がわき出る湧水地帯で,市内には中小の水路が網の目のように走っているので,これをたどるのは路地をたどっ…

アユが来た

水試からアユをもらってきた。ところが,昨日セットした水槽の水が,今日行ってみると2/3程に減っている。栓にシーリングテープを巻いて排水溝を塞いだのだが,どうやら水が漏れていたらしい。改めて栓をぎゅうぎゅうと押し込み直してしのいだが,あと1月ほ…

あとの8%はどこにいる

理系研究者、女性は11% 主要国で最低レベル、政府の男女共同参画白書 政府が17日までにまとめた2005年度版「男女共同参画白書」で、少子化や理科離れが進む中、科学技術分野の研究者で女性が占める割合は11・6%にとどまっていることが分かった…

続き

授業は楽しい,会議の100倍も楽しい。それはさておき。…だめだ,どうしても上位職階がいい明白な理由が思い浮かばない。研究に専念するなら雑用のないヒラの方が絶対お得。昇進して何の得があるのか,誰か説得してくれ。 ただし,「業績を上げなければならな…

職階のなぞ

大学の職階っていったい何なのだろう。 もちろん各大学によって職階が表す内容はいろいろ違うだろう。完全に業績だけで昇進が決まる大学もあるだろうし,ほぼ年功序列だけで決まっていく大学もある。教授にしか決定権のない大学もあれば,助手以上の全員が一…

魚道その後

5月も半ば過ぎだというのに寒い月曜日。福岡と比べて10度ぐらい低いんじゃなかろうか。 今日の実習の魚取りはボーズであった。2,3日内に雨がなかったので用水路の水が下がりきっていたこともあるが、問題の魚道の状況が相変わらず芳しくない。魚道から…

兄弟よ

オツトメに出たら,牧師その他数名がシベリアのセヴェロバイカリスクという所に旅行中だとのこと。バイカル湖の近くかなあと思いつつ,あるメンバーの方(お医者さん)に,「生物学の教員をしている」と自己紹介をしたら,「じゃあO. Tさん知っている?」と…

セクハラ論など

昨日の「長文のコメント」に対応していたら,福岡に残してきた標本(※まだ福岡に学生が残っているので,その卒論に必要な文献や標本はむこうに置いたままだ)を再観察する必要が出てきた。送ってもらうか自分が出向くか,さあどうする。 この大学でも前任校…

謎の論文

文献検索をしていたら,原語欄に「undetermined language」と記された論文を見つけて吃驚。雑誌と著者名からするとソヴィエト圏内だが,ロシア語じゃないということか。こんな論文までカバーしているPubMedはすばらしい。

朝日新聞。 大学院生、企業で長期訓練 科学技術の人材育成 文科省 久々にクリーンヒットじゃないかと思われる大学院教育案。退院して娑婆に帰ろうと志す人を支援する有力なルートになることを願う。

逆年功序列

このカテゴリーでどうかと思ったけれど,思いつきのメモ。 研究者を流動化せよという意見そのものは,研究の活性化のためには正しいのだけれど,現状の日本の雇用システムでは実現が難しく,任期付き職は事実上,雇用側にとって人員整理が簡単であるというこ…

現在投稿中の雑誌の編集局から電話があった。「改定稿が査読者のコメントにちゃんと答えていない」というクレームである。 おかしいなと思って聞いていると,「2名の査読者からそれぞれ長文のコメントがついていますね,例えばその一つ目の…」「長文のコメ…

仲間が増える

ナマズ釣志願の2回生が3人やってくる。生態学に相当興味があるらしく「絶版の『野外実験生態学入門』探してやっと見つけて買ったんです!」と嬉しそうに言っていた。こういう学生の期待を裏切らないようにしなければ。

GWも過ぎて,なんとかペースが落ち着き,研究に入れる体制が徐々にでき上がってきた。今月下旬にはビワコオオナマズの解剖(みんな,頑張って釣ってね〜)が控えているし,うまくムシが採れたら貝を飼ってミラシジウムの感染実験もやってみたい。 九州のアユ…

呟き

薄々「あいつは駄目なヤツだろう」と予想していたヤツが本当に駄目なヤツだったと判明した瞬間は、予測的中とは言え泣きたくなる。

雑記

ピアノはギックリ腰にもならずになんとか組み立てることができた。万歳。 夜、研究室を出ようとしたら、隣の部屋からなにやら大声が聞こえてきた。ちょっと聞き耳を立ててみると、案の定M田村氏の怪気炎、隣のO教授室で飲んでいるようである。 2人だけかな…

ピアノが来た

前々から欲しかった電子ピアノが来た。実は、さっき私が小一時間もネットにつないでいた所為で宅配便業者が電話がつながらず立ち往生していたようで、11時前になってやっと持ってきてくれた(深夜申し訳ございませんでした(汗))。もちろん組み立て式の…