2018-01-01から1年間の記事一覧
昨日、A君から「風邪を引きました」という連絡があり、フィリピンから来たA君にさすがに彦根の寒波は応えたかなあと思っていたら、今朝は私が咳くしゃみの襲来を受けた。まあどっちが震源地かわからないが、金曜日に半日同じラボで仕事をしていたのだからウ…
仕事納めの日は天気予報通り、朝から一日雪が振り続けて、日中気温も2℃足らず。A君にとってはもちろん初めての雪で、自宅で凍っているんじゃなかろうかと思いましたがちゃんと大学に来ていました(よしよし)。 午前中は、大学から「ハラスメント防止のため…
ロシアのSさんから論文草稿が送られてきた。仕事早い!そして、「ひょっとしたら固有種かも…」と思っていた琵琶湖産標本は残念ながら固有ではなさそう。形態的には琵琶湖産とロシア産が同種(または近縁)で、中国のが分かれるかと思っていたら,遺伝子では…
今日はお隣県からG高校生物部の皆さんが来られた。代々カワニナの研究をしている部活だが、最近はカワニナの寄生虫をやりはじめている。今日はカワニナと外来魚を取りに琵琶湖へ来られて、そのついでに達寄られたのである(この寒波の下で魚取りに貝拾いとは…
ちょっと大陸産のフタゴムシを調べる必要が出てきて、単生類の専門家Nさんから最近の総説を送っていただいた。ロシアの研究者が書いたもので、これでフタゴムシがわかるようになる…と喜んで見ていたら、どうやら中国で記載された種類が全然カバーできていな…
休日出勤して、例年この時期に行われる教育実習事前授業の立会。3回生の行う模擬授業に対して専門的な立場からコメントせよとの依頼だ。今の高校生物学の教科書は当然ながら私達の頃よりうんとハイレベルになっているし、実験のデータ解釈や歴史的な発展な…
今日で年内の講義とゼミが全部終わり、一瞬やった〜と思ったけれど、実は明日も休日出勤(教職関係)なのだった。あと一踏ん張りしなければ。
卒論や修論用に分析していた寄生虫のシーケンス結果があがってきた。卒論の方はまずまずの結果。修論の方は、オマケで分析したやつがちょっととんでもない結果になってしまったので、そのデータは外してとりあえずまとめるようにする。しかし、オマケサンプ…
昨日のパブコメ演習から、いくつか例示します。 検討題材⇨http://www.pref.shiga.lg.jp/g/suisan/e-shinbun/files/naisuimenkeikaku.pdf 昨年の演習結果⇨「滋賀県内水面漁業振興計画(原案)」パブコメ演習 - 寄生虫ひとりがたり それに対する県の(むちゃ頭…
今日の講義はパブコメ実習。今年は現在募集中の中に適切な分野のものがなかったので、昨年の題材の使い回しだったが、各班ともとても熱心に討議をしていて、昨年とはまた少し違った観点の意見も出ていた模様。どんな意見が出たかは明日、ここに載せます。
「動物学者 箕作佳吉とその時代」読書中(まだ途中)。東大の動物学教授(日本人としては初の教授)、箕作佳吉の経歴をたどりながら、近代生物学導入期の日本の政治的背景や政策、日本に導入される元となった当時の欧米の生物学の概況、箕作の学生たち(その…
来年は寄生虫学会が3月15〜16日(自由集会14日)、生態学会15〜19日か。生態学会も部分参加するっかな〜。
ロシアの共同研究者からまた文献複写の依頼が来た。今度は日本や中国の文献ではないので調べてみたら、エジプトの雑誌。寄生虫学は臨床医学や獣医学の一部として途上国での需要が多いので、アフリカや中近東、インドなどのローカル医学誌に論文掲載される場…
来週のゼミに合わせて次の論文(ロシア物)書き始めた。1月中ぐらいには初稿が完成するといいな。
最近、気分が乗らないときはYouTubeでオッフェンバックのオペレッタを何か流している。とりあえずあのノリで乗り切る。副作用で、時々道を歩いている時に勝手に足が踊ったりもするけれど。
今日は「環境研究倫理特論」アカデミック・ハラスメントの2回め。「実際にアカハラで裁判を起こしたら、どのくらい費用がかかりますか?」という質問が出た。これはまだ実際にやってみたことがないので即答はできず、ちょっと調べてみなければ。訴訟開始時…
比良山系は山頂が少しだけ冠雪し、やっと冬が近づいてきた感のある琵琶湖。雲の晴れ間を映したディープブルーがバイカル湖に負けず美しい。青い湖上をゆく白い物体は「うみのこ」。
と言う訳でガマワークショップ@京都。ガマの研究をしている4つの研究室でそれぞれの研究紹介をし、情報共有をしようというもの。ウチはまだガマの寄生虫に着手したばかりでデータがないため,A君に現在までのガマの寄生虫報告のレビューをしてもらった(よ…
午前中は湖西で卒論生Mさんのコモチカワツボ最終野外調査(前回は地図を持っていくのを忘れ,調査目的地の水系を一本外してしまっていた)。午後は大学で明日のガマセミナーの準備。結局Keynoteを作るのは諦め、明日はプリントだけで済ますことに。
「環境研究倫理特論」アカハラの回。「相手がされていやなことをしたらハラスメント」というのはその通りなのだが、このことが唯一の判断基準であるように解釈するのは明らかに間違っているので、誤解しないようにしなければならない。イヤでなくてもハラス…
昨日23枚複写してきたはずの資料がなんで12枚しかないの
例年、11月下旬頃に宇治川のカワヒバリガイの調査をすることにしている。今年は先週の三連休に予定をしていたのだが、天ヶ瀬ダムの放流量を見ると60〜70t/秒でやや多い。カワヒバリガイは固着性なので維持流量の水面より上部では絶対に取れないから、放流量…
琵琶湖固有カワニナ類の分子系統論文、Evolution Letters誌でオンライン公開されました。
3本めの翻訳を送信し、実験室の査察に立会い、預かった標本のDNA抽出を開始。U川は水位の高い状態が続き、まだ調査に行けていない。来週は怒涛の忙しさになりそうだ。
代休日だけれど自宅にてせっせと翻訳作業中。あれ、これ中国と日本ので形態に差異がありそう…ひょっとして別種?? それにしても川村多実二の記載文は猛烈にクセのある書き方だ。オリジナリティが高いと言えば言えるのだが、日本語なのに英語や中国語の記載…
2つ目の記載の英訳ができた…あと3本???
ロシアの共同研究者からあれこれ頼まれている中国語の文献、調べてみたら全部国会図書館に所蔵があることがわかった。こんなマイナーな中国語の学術書まで所蔵しているとはなんと有難い。さっそく複写を申し込んだが(遠隔複写は図書館からは依頼できないそ…
翻訳作業のうち、分量の少ない中国語文献の方が完了したので依頼者へお渡し。そうしたら「ありがとう!ところで、あと一本中国語文献を見つけたんだけど、これもお願い♡」 ハイハイ。
晩秋はカワヒバリ腹口類の調査シーズンでもあり、そろそろ定期採集に行きたいところなのだが,昨日も今日もU川の水位が高く採集困難なので、おあずけ。その一方で,今日は他大学の学生さんが自分の調査地で発見した腹口類の標本を持参してきてくれた。写真は…
滋賀に冬の足音がするようになると、いよいよ鴨すきの季節の到来です。ということで、今年も研究室でやりました。