2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

締切り前夜

生態学会の講演申し込み(明日締め切り)ですったもんだ。今回は発表予定者が2週間も前に入会手続き・年会費振り込み手続きをする必要があったようで,大学院生や共同研究者がそれらの締切りを逃したために結局発表者になれず。うーん、前のように、せめて…

長期解析,ちょっと光が見えてきた。やっぱり、これぐらいの期間になるとlong-term trendをちゃんと分けて考えなければダメなのだな。まずは生データのプロットを睨むことから始めなければ。

悪戦苦闘

K先生にもらった某魚の寄生虫感染率長期データを見ているが,なかなか傾向がみつけられなくて苦戦。生態学会どうしよう。

注目

京都新聞より。普通,被雇用者が何か不祥事を起こした場合は懲戒処分だろうが、雇用したまま(退職届不受理かも)で提訴という少し珍しいケース。大学側は何としても被害額を回収するというつもりだろうが、あまりこのような提訴が濫用されるのも雇用側の権…

研究室にいたら,中国からの留学生IさんとL君がやってきて「教えて欲しいことがあるんですけれど」という。聞くと、現在中国政府からの奨学金の申請書類を書いているそうで、その中にY/Nで回答する質問が十数個ある。その一つに「研究データは個人のものであ…

動物のふしぎなすがた (びっくり! おどろき! 動物まるごと大図鑑)作者: 中田兼介出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2016/10/10メディア: 大型本この商品を含むブログ (2件) を見る同輩であるkensuke_nakata氏による子供向け科学絵本。個人的には、「毛…

絵で分かる寄生虫の世界

絵でわかる寄生虫の世界 (KS絵でわかるシリーズ)作者: 長谷川英男,小川和夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/10/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見る届いたので早速目を通しました。まず最初に一つ言っておくと、「絵…

川虫実習最終日,データのまとめである。今年は水生昆虫が少なく、なかんずく大型個体が非常に少なかったのは先週書いた通りであるが、その一方で、この実習で今年初めて採集された生物があった。アユの孵化仔魚である。 勿論,普通であれば魚類は捕れてしま…

デレ

先日の淡水貝研で,貝類学会の古なじみOさんが、私のD論について海外の某貝類研究者がブログで言及しているという情報を下さった。某研究者の論文に引用されているのは知っていたが,ブログで論評されていたとは初耳で,見てみたら何か褒めてもらっていたよ…

新刊案内

絵でわかる寄生虫の世界 (KS絵でわかるシリーズ)作者: 長谷川英男,小川和夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/10/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見るこんな本出た。著者は押しも押されもせぬ日本寄生虫学会の巨頭お二…

淡水貝研’16

第22回淡水貝研、今年からは例年と会場を変更してG大。それで参加者の顔ぶれも少し変わり、地元で長年カワニナの調査をしているG高校の生徒さんや担当教員の先生、東海地区の淡水生物調査をしておられる方々が来られた。大学の学部生も何人か参加、まだ発表…

フィリピン大学から、寄生虫(鉤頭虫)に感染したティラピアは非感染魚より体中の重金属濃度が低いという研究成果が出た.まだアブストラクトしか読んでいないが,リンクを貼っておく。http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00128-016-1790-y内部寄…

今日は先週採集した川虫の同定である。理由は分からないが今年は虫の種類も数も少なく、例年の半分ぐらいだった(やっぱりアユに食われた?)。トビケラは小型ながらも一通り出たが,カゲロウは非常に個体数が少なく、カワゲラに至っては採集したのは1班だ…

更新

今日は日がな一日、講義資料のアップデート。この1年で河川の保全復元関係の資料をかなり集めたので、今年はずいぶん新しい情報を盛り込めた。

今年もまたコンプライアンス自己申告書なるものを提出せよとの命令が来た。委員長からの通知文には「なお、提出いただいた自己申告書については、学内限りの扱いとし、評価結果については、コンプライアンス意識等の経年変化など分析資料として活用すること…

今日は、S水族館で飼育している○○が瀕死であるという連絡を受け,寄生虫の検体とさせていただくために院生のK(大)君と学部生のTさんと一緒に出向きました。これはS水族館と私たちの共同研究となります。 深麻酔した○○を飼育員さんに計測していただきます。…

滋賀県立大学環境科学部環境生態学科では,助教一名(大気環境科学・化学)を公募しております。関係の皆様にご周知をお願いいたします。詳しくは下記リンクの大学HPをご覧下さい。 http://www.usp.ac.jp/info/ses20161014-1/

ビギナーズラック

当研究室は、今週末再び○○処理チームである。今日はそのリハーサルとも言うべき日で、K大のH氏から届いた、小さいけれども貴重な(絶滅危惧1Aのアレ)サンプルを捌いた。ちなみにソレは正面顔がとても可愛く、解剖前に学生たちが大喜びで写真撮影。今日はい…

今回はさすがに学生抜き

査読一つ、会議、自主セミナー、その合間を縫って学生のゼミレジメへのコメント。昨日までの1日置きに3回の河川調査で、さすがに少し疲れが出た気がする。 今日の研究倫理教育セミナーは、「公式調査報告書から何が読み取れるか」というタイトルで,実際に…

恒例の川虫実習。今までは11月に実施していたことが多かったのですが、今年は早い時期にできたのであまり寒くもなく、快適でした。しかし、4時ごろに日が傾き始めるとやや肌寒くなり、Tシャツやブラウス1枚でやってきた学生の中には寒さで震え上がっていた…

下見

明日はいよいよ川虫実習なのでI上川の下見に行った。水量は相変わらずやや高めだが,浅いところを選べば横断トランセクトは引けなくもない(ただし、そういうところは川幅が広くてフラットなのであまり面白みはなさそうである)。一つ先週の状態よりも良くな…

模様眺め

未明に激しい雨音で目が覚めた。天気予報のとおり、強い雨がやってきたらしい。朝7時にネットでI川の水位を見ると、昨日よりも18センチ上昇していた。しかし、強い降雨時間は短かかったので、川の水位は一時的には上がるだろうが,すぐにまた下がると予測し…

フィールド再挑戦

先週の出直しでI川へ。台風通過後水位はぐっと下がり(先週に比べると23cmの低下)、ここ3週間では最低の水位となって、ようやく安全に川虫を採集できる状態となった。今日は幸い雨もほとんど降らず,カヌー部1回生のお手伝いを得てフィールドワークの約半…

この春退職されたK先生から預かった横川吸虫属の長期データの解析にようやく着手する気になった。21箇所の漁協から提供されたサンプルの感染強度データは長いところで43年分にも及ぶ(70〜80年代はデータのない年もあるので、連続データとしては26年分)。さ…

今日は川虫実習の第1回目で、調査地の地図作りの日。天気が良ければまず河原で河川地形についての講義をし、地図を作って川幅を測って土地勾配を測って、ということになるのだが、台風接近中のため短縮メニューとし、川の汀線地図だけ作って実習を早く切り…

下見

明日からI上川で学生実習なのだが、台風接近のため実施できるかどうか微妙なところである。明日は川岸を歩いて地図を作るだけなので強い雨さえ降らなければ実施可能なのだが、川虫採集をする来週には安全に作業できる場所でなくてはならない。I上川は毎年ど…

一歩前進

2年前に卒業した学生の卒論を投稿。基本的な生活史の記載だが、彼女の卒業後,ちょっと進展があって意外な生物が主要な第二中間宿主と判明し、個人的には面白かった。考えてみればこの吸虫の生活史も、もう20年近く懸案のままだったわけで、ようやく一区切…

増水

今週の半ばに、I川のカヌーコース調査に出かける予定だったのが,雨また雨で中止になり、この週末が予備日であった。ところが、雨が多いために川の水位が一向に下がらず、前回の調査時より20cm以上も深い状態が続いている。別の日を設定するのもかなり面倒な…