アップデート

 コロナにより学生の登校日数が少なくなってから大学生協を応援するべく、生協でなるべく本を買うようにしています。ところで今日、1回生の「環境生物学Ⅰ」で使っているテキストの改訂版が出たのを知りました。旧版もとてもよい教科書でしたが、日本語訳が出てから10年たって内容が古い箇所もやや目につくようになり、3年ほど前から教科書を代えたものかどうか迷い始めていたので、新版が出たことはとても嬉しいです。早速買って中身をチェックしてみましたが、思った以上にすっかり刷新され、up to dateな内容になっています(原書は2017年版)。この中身の濃い本を翻訳した訳者の方々、手頃な新書判で出版してくれた講談社には本当に感謝です。私も来年の講義が始まるまでによく勉強しておかなくてはなりません。

online.univ.coop

 (あえてAmazonではなく大学生協のオンライン書籍注文サイトにリンクを貼っておきます。大学の方はこちらから注文しましょう)。

 

 

黙らない、黙らせない

 中高生向けに書かれた人権啓発書ですが、「ずるい言葉」を使う立場?にある大人にもぜひ読んでほしい本です。

差別やハラスメントというと、人を傷つけたり、人にイヤな思いをさせる言動と考えられるかもしれませんが、それは差別やハラスメントの一部にすぎません。実際には相手(学生など、多くは若い人)の無知や経験不足につけ込み,相手の権利を踏みにじる行為を「嫌がっていないから」と正当化するハラスメントは非常に多いのです。

「学生(アルバイト、任期付き職員、非常勤職員、助手、ect…)の立場では××はできないよ(←嘘)」

「職場でのトラブルを広めると、あなたの評判が悪くなるよ」

「あなたがそれを広めると『京大動物生態はダメだ』ということになって後輩たちの就職にも響くよ」

…全部言われた経験アリです。

著者は新聞でのインタビューの中で「良心ではなく知識を」と述べていますが、これは「環境研究倫理特論」の方針(道徳教育ではなく知識と技術の教育)と一致します。私も「環境研究倫理特論」の導入部で「あなたのため」という甘言で学生に余計な仕事などを押し付けてくる教員には気をつけろ、と言っています。ハラスメントをしている人というのは自分がそうしているという意識は全くなく、ただ自己正当化をしているだけなのですから(もしかすると私もどこかでしているかもしれませんが)研修などによってきちんと、何が問題なのかを意識化していく必要があります。本書はそのためにはうってつけの一冊です。

実は、今ウチの学部の人権問題研修の資料として「環境研究倫理特論」の講義資料を学部教員に公開中です。人権問題研修というと「××はハラスメントなのでしてはいけません」のような「べからず集」だと思われるかもしれませんが、実は私の資料の中には「効果的なハラスメントのやり方」というのがあります。勿論ハラスメントのお勧めをしているのではなく、ハラスメントをするような人がこっそりやる行為を言語化、顕在化することが目的です。ハラスメントの中には、それだけ取り上げるとハラスメントとは見えないかもしれないが確実に不利益を被るもの、たとえば「学生や若手に自己の権利を教えない(または、嘘の情報を与える)」「外部者に相談することを妨げる」などもあることを例示し、それに対する対策を講じています。これはまずいこと、ヤバいことなのだという意識がまず生まれることが必要です。

 

 

慣例業務

前期日程の入試でした。コロナ禍の中ですが天気もよく、トラブル無く終わりましたので良かったです。今度はどんな学生が入ってくるのか、マスクを付けた受験者の顔を見ながらちょっと楽しみでした。

難関

まだCABIにアクセスできない。

大学から✗、自宅から✗

MacOS Catalinaで✗、Big Surで✗

Safariで✗、Google Chromeで✗、FireFoxで✗

おそらくMacOSの設定で、CABIのログインシステムとなにか合わない部分があるのだろう。明日、大学のパソコン(Win)でもう一度試してみるしかない。

CABIのサポートセンターに問い合わせたら「IEでやってみてください」… いや、今どきIEなんてもうどれだけ?

 

在宅推奨

やられた。

CABIのHelminthological Abstractsを個人で契約しているのだが(大学などの機関契約だと高額なのだが、個人契約だとそこそこの価格である)、今までは自宅からでも大学からでも使えていた。ところが大学のパソコンからだとIDを察知されて接続拒否されるようになってしまった。これから文献探しは在宅勤務でやらないと駄目らしい。ぐぬぬ…。