潜むトラップ

スマホがかなりヘタってきたので新規購入したはよいが、データの移行に悪戦苦闘。旧スマホからの丸ごとデータコピーでOKなのかと思っていたら、アプリによっては事前に旧スマホでの移行設定が必要だったものがあったらしく、アカウントにログインできなくなってしまった(旧スマホは人に譲るため初期化済み)。たまにしか使わないアプリなのでIDすら覚えていないし、もう古いのは捨てて新アカ立ち上げるか、どうしようか。

最近、目覚ましい研究成果を上げている某大学院生の方から、かねてより目星をつけていた貴重サンプルをゲットしたという嬉しいお知らせ。これは成果の発表が楽しみである。

旅行の後

昼食後のデザートは山梨土産のブドウで、シャインマスカット、種無し巨峰、赤シャインマスカット、スカーレットの4種類を食べ比べ(もちろん、学生たちにも振舞い)。しかしまあ、新品種のブドウの甘いことといったら、フルクトースの塊を食べているような気分になる。昔ながらの「甲州」のさっぱりした味が好きだったので探したのだが、どこにも売っていなかった。今時、あんな味は好まれないのだろうか。

山梨川歩き

この週末は夏季休暇をとって実家詣でをし、翌日は甲府に足を伸ばしました。子供の頃には観光やぶどう狩りでよく来たものですが、多分40年ぶりぐらいになります。甲府盆地の川は長い治水の歴史を誇り、河川土木分野では大変有名なところですが、同時にかつての日本住血吸虫流行地ということで寄生虫学分野でも有名です。ただし、この2つに何か関わりがあるのかどうかは、多分まだ調べられていません。もちろん明治時代以前は寄生虫の存在は知られていませんが、病気を引き起こす「悪い水」をなんとかしようと努力はしたのではないでしょうか。彦根でもかつてマラリア対策として彦根城の濠が埋め立てられてしまいましたが、実は感染症の存在がその地域の水系を大きく変えてしまう可能性があるのではないかと思っています。誰か「感染症人文地理学」のようなものをやってみる人はいないでしょうか。

信玄堤から見た釜無川。一時期、淡水貝類が徹底的に駆除された経緯がありますが、住血吸虫症の撲滅宣言からおよそ30年が経ち、今自然はどこまで回復しているのか、気になるところです。

 

暗やみ30分

夕方、ちょこっと大学へ行って論文を書き進めていたら、ブチッと音がして停電。雷は鳴っていたもののさほど近くなかったので油断していた。真っ暗な廊下には何人かの卒論生の声、明日の院試のため勉強していたらしい。しばらく待ったが復旧しないので、部屋にあったロウソクを持ち出して廊下に置き、学生たちと雑談することおよそ30分でようやく復旧した。今の学生は大学の停電は初めてらしいが、昔は雷がなるとしょっちゅう停電したものである。一番ひどかったのは平日授業日の午前中に停電が起きて数時間停電したときで、大学生協の冷蔵庫が停止してしまったので多くのメニューが提供できなくなり(食堂ではカレーだけ、売店ではパンやカップラーメンだけだった)、飢えた学生がキャンパスに溢れた。