独法化

卒論題目の公開、その後

「環境研究倫理特論」第14回目は、昨年問題になった「卒論の題目は非表示」問題について、大学の役員を務めるM弁護士に法律専門家の立場から解説していただいた。 卒論の題目を非開示に? - 寄生虫ひとりがたり 関連の法制度(情報公開法、個人情報情報保護…

いつか来た道

本年度からウチの大学は教教分離というやつで組織が変わりました。教員の所属組織としては「研究院」というのができ、採用などはこれをベースに行われることになります。今までは付属センターなどの所属で学部に属さない教員が若干いましたが,研究院には全…

卒論の題目を非開示に?

大学の多くの研究室の公式・非公式のウェブサイトでは、その研究室に所属した学生の卒論や修論、博論のテーマを公開していると思います。その研究室に入ったらどんな研究ができるのか、最もダイレクトな情報が得られますから、大学選びや大学院選びの参考に…

貧すれば逃げる

世の中で、日本の大学の研究者が外国に引き抜かれるのは当然だろうという意見が多く出ていますが、全く同感です。1年前のブログ記事をもう一度リンクします。これは昨年の国立大学理学部長会議で文部科学省から配布された資料です。国立大学の教育研究設備…

何を今更

去年の10月にこのブログに書いた記事をもう一度リンクして、私もささやかながら「何を今更」の大合唱に加わりましょう。 business.nikkei.com m-urabe.hatenablog.com

今までは何だった?

うちの大学で、4月から助教を全員講師に任用するという措置がとられることになりました。どういうことかというと、これ www.mhlw.go.jp (労働基準局監査課長発:0402001号)に抵触するからなんですね。助教の教育業務は勤務時間のおおむね9割、とされてい…

前任大学の不透明な学長選のその後について、動きがありました。同様の問題は滋賀大学など他の大学でも起きており、前任大学単独の問題ではなくトップダウンが強化されてきている国公立大学全体の問題ですので、ご賛同いただける方は署名をお願いいたします…

先日の福岡教育大に続いて、お隣の滋賀大でも同じ事件が。学内の支持を得られていない人物が学長になると、これから何かにつけて反対運動やらリコール要求が起こるから、それにエネルギーが割かれて内部教員の研究生産性がダダ下がりになるのは明白(自分自身…

学校教育法の一部改正、それに伴う学則改正

今年の4月から、学校教育法の一部改正によってますます学長への中央集権化が進行する訳である。 http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/04/25/1347347_02_1.pdf それで、この改正に合わせて滋賀県立大学の学則がどう変…

どうせこっちにも飛び火する

朝日新聞。 国立大教員に年俸制 文科省、競争を導入・退職金廃止 http://www.asahi.com/articles/TKY201311260158.html?ref=com_top6 年俸制はともかく、退職金廃止(その分給料上積み)は大賛成。法人化してからは国公立間でも退職金が通算されなくなったか…

先日,代理者に出席してもらった公立大学協会理学部長会議(※私はもちろん学部長なぞではなく,その代理で出席しなければならなかったのだが、授業の関係でそのまた代理の方にご出席願った)の会議資料に目を通す。文科省から上意下達の資料がどっさり。国公…

カリキュラム

ウチの大学は今年度の終わりに独法化1回目の中期計画のシメを迎えるので,あれこれ自己評価をせよとのお達しが上から降ってきそうだ。第一弾は「学士力」の構築にむけてどのようなカリキュラムを組んでいるか一覧表にせよという指令で、着任草々学科長を振…

B博総合研究Pの報告会で草津へ。今日は外部アドバイザーとして共同研究者以外のメンバーも数名来られていた。 その一人、M大のKさんに久しぶりにご挨拶すると、いきなり「公立大はどう?」と訊かれた。何のこっちゃと思うと、近頃報告書漬けの毎日だとか。そ…

さて法人化から2年が過ぎて,実に遅ればせながらウチにも理事長(=学長)選考規定というものができた.その規定をつくったのは評議会から選出された「理事長選考会議」の8人なのだが,その選考の仕方はこうだ.まず,経営協議会から2名以内,教育研究評…

読売新聞. 大学に1日から「准教授」「助教」…助教授・助手再編 国公私立大学で4月から、「准教授(じゅんきょうじゅ)」と「助教(じょきょう)」という新ポストができる。 1日施行の改正学校教育法で、教員組織が変更されるため。現在の助教授、助手を…

独法化して約一年,組織が変ったことで生じた問題点がすこしずつはっきりし始めたと思われる今日この頃. ところで,年を取って経験を積むということは一般的にはよいことであるはずなのだが,悪いこともある.たとえばウチの大学は法人化して一年近く経つの…

とは関係ないかもしれないが, 職員用湯茶にかかる茶葉の提供取りやめについて このことについて、県の方針に沿い本年4月より公費による茶葉の購入は来客用のみとし、職員用湯茶にかかる茶葉の提供は控えさせていただきますのでよろしくお願いします。 そー…

3度目の職場法人化である。二度あることは三度。今日,共済組合員証が没収されたが,新しい保険証はまだもらっていない。 B博のG学芸員から,プロジェクト申請の締め切り間近ということで怒濤のようにメールが来る。さて,B博と共同研究する場合,以前はど…

あと2日で,私は3度目の職場独法化を迎えることになる。矢でも鉄砲でも来い。 法人化とは国家予算の削減のために行われているわけで,国立大学は全国,否応無しに毎年1%ずつ経費が削減されていくわけである。ウチは県に一つしかない公立大学であるから必…

昨日のことだが,昼食時にO教授に「法人化の際に,ただ組織を変えさえすれば実績になるというのは困りますね」というようなことを話していたら,O教授曰く「国立だと,その実績を持って他へ栄転するということがありうるが,ここだと(事務職は栄転といって…

不透明

読売新聞 「学長選考は不透明」新潟大で、3教授が抗議の辞任 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060113i313.htm 始まった,という感じである。トップダウンを強く打ち出した体制の大学では,教授会に最終決定権がなくなっているから,何でも少人数…

ウチの大学の独法化準備委委員会で出てきた意見集が配られた。そのなかにあった一つ(教員会議資料ですが,この部分は単なる意見ですので,公開しても支障はありません)。 職員採用・昇任を全公募制とすることに関して意見(一部省略) 公募制が最善の方法…

今日の会議の参考資料として,独法化の前後での大学管理職の俸給額が示された。参考までにあげてみよう。なお,これは滋賀県の額だが,「国家公務員指定職給料表を準用」と書いてあるから,国立大学でも(旧帝大を除いて)ほとんど同じだろう。 (独法化後)…

独法化の大学の人事制度設計方針に関する副学長との懇談会というのがあった。例のごとく人事の決定権は教授会から役員会に移るとか,あれこれ書かれているのだけれども,その中に一つ,「降任」という初めて出会う言葉があった。案によると,処分または業績…

学科名変更

上記カテゴリーと特につながりがあるわけではないが,大学の体制に関わることなので,学内の皆さんに情報を提供します。 現在,環境生態学科で「学科名を変更するべきかどうか」という議論がなされています。もちろん,改学科名に賛成の教員もいれば,反対の…

逆年功序列

このカテゴリーでどうかと思ったけれど,思いつきのメモ。 研究者を流動化せよという意見そのものは,研究の活性化のためには正しいのだけれど,現状の日本の雇用システムでは実現が難しく,任期付き職は事実上,雇用側にとって人員整理が簡単であるというこ…

朝日新聞、4月22日。大学授業料について。 62年に東大に入った中山文科相は「それにしても随分高くなったもんだなという感慨はある。自分たちのころは9000円だったから、とんでもないと思う」と語った。 文科相へお願いです。全国で毎年何人の大学…

北九州市立大学教員組合のHPから,異動先の大学に関する情報を拾う。 定款作成、議会承認経て、2006年4月からの法人化予定。 独法化に関する県側案の問題点として①トップマネジメントの強調、②学長・理事長選出に関し、学内投票手続きが認められていない、③…

さて,私は今月3度目の退職金をもらうことになる。国立大学をやめるときは,「引き続き地方公務員や公的な法人に就職しない」という同意書を提出しなければならない。所謂国家公務員の天下りを防ぐ手段である。大学が法人化してからもこの制度は存続してい…

代休日。 さて,私は既に省庁の研究所(H13),国立大学(H16)と2回の独法化を経験済みである。さらに来年(H18)もう一度遭遇することになってしまったので都合3回,こういう人は全国に何人ぐらいいるだろうか(もっとも,最初の一回は派遣先の独法化であるか…