保全

オニバスの浮葉が出てきました! iPadで撮影した写真なので解像度はご容赦の程を。 ハスの方はつぼみが出ています。来週ごろには開花しそうです。

人の理屈とホタル

研究室巡りの3回生に分属説明×2,投稿論文の修正(まだ終わらない),院生N君から急遽頼まれて,M市のNPO団体さんからホタル水路の改修案について相談。 M市のホタルとコモチカワツボとは,10数年前からお付き合いがある。今の市長さんは同市のホタル条例…

彦根城のオニバスの様子を見に行ってきました。 嬉しいことに,今のところオニバスの発芽は順調なようで,見つけただけでも6個体ほど確認できました。丸い浮葉はまだ出ていません。大部分の株の葉は1枚でしたが,複数の葉を出している株もありました。それ…

第2回彦根城アカミミガメ駆除

先月の仕切り直しで、再び彦根城中堀にアカミミガメ捕獲用のトラップを設置しました。ボートでトラップを運ぶ市職員の皆さんと,岸でエサの魚を袋詰めするオニバスプロジェクトの皆さん,および大学院生のH君。 オニバスプロジェクトの皆さんが,埋土種子か…

彦根城アカミミガメ駆除

今日明日の2日間,彦根城の堀でいよいよ市によるアカミミガメ捕獲が始まりました。昨年度ここで卒論研究をしたS君が京都から駆けつけ,S君の卒業後に市役所との窓口になった院生のH君,今年からウチで両生爬虫類の寄生虫を調べることになった卒論生のT君,S…

南草津プリムタウン土地区画整理事業予定地視察

県の環境アセス審査会の仕事で、南草津駅近くの宅地開発予定地の視察に行きました。ここは交通の便が良いため,大規模な宅地開発が予定されています。現在はまだ農地や休耕地が広がる長閑な場所で,空ではチョウゲンボウがホバリングし,足下からタシギが飛…

昨日は近畿支部会の巡検で、摂南大学のS先生と淀川河川レンジャーのU田氏を講師として、主に寝屋川の市民参加型河川改修現場を見学した。 未改修部分の寝屋川は、川幅にまったく余裕のない典型的な都市河川。現在は水量・水質共に昔よりだいぶよくなったそう…

淡路島砂泥地の浚渫

神戸新聞。おおsawagani550さんだ。 レッドデータAランク知らず… 絶滅危惧種、工事で激減 http://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20140222007.html 浚渫前後の現場はこちらのブログの写真で見られる。 http://d.hatena.ne.jp/sawagani550/2013111…

ゲンジボタル(と多分カワニナも)の国内移入問題

FBから。昨夏,日経新聞にこんな記事が出ていたそうです。 蛍で町おこしピンチ 北海道、ゲンジボタル規制対象に? http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1501D_V10C13A8CR0000/ 数年前にこの取組みが国土交通省から表彰され,MLで話題になっていた自治体で…

大学院の授業で「Fifty years of invasion ecology」から2章ほど輪読している。今やっているのは28章「Changing perspectives on managing biological invasions:insights from South Africa and the Working for Water programme」で,民主政権が誕生して…

叩き台は昨年と同じく生物多様性国家戦略2012パブコメ版。でも,学生から出てきたものは昨年とかなり違っていた。今年は昨年と比べると,言葉の末節に拘泥した「揚げ足取り」的なコメントがやや多かったように思う。原文の日本語が下手糞なのでそれをしたい…

水田生物研究会@B博。午前の部はつかやんの尽力で「ハッタミミズ・サミット」と銘打ち,滋賀県始め,石川・福井での分布や保全状況についての発表があった。そのほか,ハッタミミズ・ダービーを新聞記事にしてくださったK新聞のH記者(この日のリンク参照)…

リバーリバイバル研究所さんからリンク。 本栖湖に「ヤマトシジミ」! http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/9a87dfdcaed4190231bc5dec98fdf228/5d元記事は朝日新聞。 「本栖湖浄化を」 地元漁協などシジミ放流 山梨 http://www.asahi.com/articles/TKY20131120…

今日からFWの見学ツアー開始で,いつものようにY倉川の改修現場とI上川上流を回る。 Y倉川は大きく様変わりしていた。こうなってみると以前のへんてこりんな段差解消工の意味が少し分かる。どうも予算がついた年度に少しずつ工事を進めているらしく,あれは…

昨日,来年度の卒論の話を書いたら、今日は次の新聞記事がFB上でちょっと話題に。 ハス激減の真犯人ミドリガメ? 1年かけ調査 http://kyushu.yomiuri.co.jp/nature/animalia/20130205-OYS8T00907.htm これを話題にしていたO博物館脊椎動物担当学芸員のW氏は…

滋賀県指定外来種の追加

N井氏からの情報で中日新聞。「エビ2種」というのは嘘っぱちだけれど。 エビ2種を県指定外来種に追加へ http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20130117/CK2013011702000007.html Neocaridinaの寄生虫もまだ調べなきゃならないことがあるんですよね…。

「生物多様性国家戦略2012」への模擬パブコメ

3年後期ともなれば,環境保全に関して積極的に自分の意見を述べる態度も必要であろうと、河川保全をテーマにした授業で模擬パブコメをやらせてみた(これは成績にも加算する)。現在募集中の案件の中に適当なものがなかったので,今年の夏に公開された「生…

「小さな自然再生のすすめシンポジウム」を聴講してきた。ウチの大学のM川先生、自然共生研究センターのH田さん、同じく元共生センターのS川さんなど5名の講演で、お役所や市民団体などそれぞれの立場から、河川の自然再生への取り組みを語っていただいた。…

朝日新聞マイタウン滋賀版。タイトルがシンプルすぎる。 県、タブノキ伐採 http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001211080003

犬上川のタブノキ伐採

先ほど、NHKの関西ニュースにN間さんが映っていました。過去に県大が保全に努めてきた犬上川のタブの大木が、県による河床拡幅工事で一部伐採されてしまい、工事の中止を要請した件での記者会見です。私も先月から実習その他で犬上川には何回も足を運んでお…

小さな自然再生のすすめシンポジウム

兵庫県大のKさんから,来月18日に人博で開催されるシンポのご案内をいただきました。ウチの大学のM川先生も講演されます。講義ネタを仕込むのには格好ですね(笑)。 市街地や農村地域における自然環境(小河川やため池,雑木林や鎮守の森など)は,平野部や…

アゾラとミズメイガ

読売新聞。 ダム湖覆う浮草消えた…景観回復の意外な功労者 http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20121023-OYT1T00662.htm?from=popin このミズメイガがアゾラ専食かとか、アゾラの分裂速度に勝る増殖率を持っているのかとか、気になることがいろいろある。水…

jeconetより転送.外来生物法の施行状況の検討(外来生物対策小委員会報告書)に関するパブコメが募集されています。関心のある学生諸君はどうぞ参加してください。 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15702

7月31日

取りあえず、よかった。アクアマリンふくしまの判断に拍手を贈る。 http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/9377193.html私も、この件といくらか関連のあることについて数年来疑問を持ち続けていたのだが、富原さんの職を賭けた告発と、コメント欄に寄せら…

「ホタル放流の落とし穴」の落とし穴

2年前(2010年7月22日)に放送された「NHKニュースおはよう日本」。地域の生態系を保全せよ,という趣旨は結構なのだが… NHKニュースおはよう日本・ホタル放流の落とし穴 淡水ベントスの研究者ならだれでもこの画像に突っ込むはずだ。 これはカワニナではなく…

腹案

今日、久しぶりにネット上のカワツボ情報をいくつか見てみたが,相変わらず誤情報のコピペ拡散がかなり見受けられる。9月の陸水学会の課題講演では,まず最初に、現在ネット上などで流布しているコモチカワツボ情報のうち,正しい情報・誤っている情報・根拠…

震災復興と生物放流

友人から,アクアマリンふくしまの職員さんによる同館の復興ブログを紹介された。このブログは今日で閉鎖されるそうなのだが、その最終記事がカワニナ屋として捨て置けない内容だったので,ここにリンクする。保全生態学関係の諸氏は是非ご一読を。 http://b…

弘前大のO高先生から案内をいただいたので転載します。日本ではじめてのコモチカワツボの駆除の顛末の報告があります。 第18回 公開講演会「郷土の自然を探る」のご案内 ― 青森県の外来生物の現状― 講演会「郷土の自然を探る」実施協議会(津軽昆虫同好会…

国立環境研究所侵入生物データベース

G箇さんよりMLでご案内。しかし、コモチカワツボの情報が間違いだらけだぞG箇さん。

今年の夏に、弘前のO高先生からコモチカワツボの駆除について問い合せがあったので、「小さな人工水路の範囲であれば、熱をかけるか、冬に水を止めて河床を完全に凍結させてみてはどうか」と答えた.その後どうなったかは訊ねていなかったが、結局、加熱作戦…