小さな自然再生のすすめシンポジウム

兵庫県大のKさんから,来月18日に人博で開催されるシンポのご案内をいただきました。ウチの大学のM川先生も講演されます。講義ネタを仕込むのには格好ですね(笑)。

市街地や農村地域における自然環境(小河川やため池,雑木林や鎮守の森など)は,平野部や湿地域等に生息する動植物にとって,開発後に残された貴重な生息場所です.しかし,こうした環境はたいてい小規模で点在するため,動植物の生息状況は孤立した状態にあることも珍しくありません.小さな自然再生とは,こうした身近にある小規模な自然環境のあり方を見直し,地域の住民や地方行政が主体となって,豊かな生態系を取り戻すために簡易な技術による工夫に取り組むことです.
これまで2度行われてきた「小さな自然再生のすすめシンポジウム」では,中小河川・農業水路に適する魚道づくり,ため池や里山における放棄田等の活用法,あるいは地域主体の市民団体の体制づくりといった数々のテーマを紹介してきました.このような技術はすべて,その地域にふさわしい自然環境を復元,あるいは創出することを目的としたものです.3度目の開催となる今回は,過去のシンポジウムのアンケート結果や講演者,参加者からの要望を受け,1)水域生態系に特化した技術紹介を行うこと,2)十分な質疑応答時間を設けることに配慮しました.是非、自然再生に携わる市民団体、実務者、研究者等の皆様にご参加頂きたく存じます.

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