保全

米原市に予定されている風力発電について、京都新聞が頑張って取材を続けている。 12月11日、環境配慮書の提出についての記事。私はこの配慮書を審議する県環境影響評価審議会のメンバーで、アセスメントの内容に関して意見をする立場(事業そのものに対する…

6月8日から,目黒寄生虫館で特別展「外来生物とともに侵入した寄生虫」が始まります。カワヒバリガイとナマズ腹口吸虫も展示されます!詳細は目黒寄生虫館のサイトをご覧下さい。 http://www.kiseichu.org

今日は昨日のフィールドトリップの続きの紹介です。次なる訪問地はマニラ湾の南部、国際空港の近くにあるLas Pinas Paranaque Critical Habitat and Eco-Tourism Areaです。ラムサール湿地にも登録されている渡り鳥の中継地点です。 現地に着くなりA先生が「…

今日から2日間は都市環境問題を専門とするA先生の講義とフィールドワークです。午前中は、A先生の研究フィールドであるEstero de pacoを巡検しました。この小さな水路は、以前はマニラの他の水路の例に漏れず、スラムが建込んでゴミが水面を埋め尽くしてい…

2016年最後の授業は恒例の模擬パブコメ。材料は昨年に引き続き,「第四次環境基本計画の進捗状況・今後の課題について」で、2015年のパブコメ版を使用。今年の報告書には河川に関する記事があまりなかったので、1年前のものを使用した。昨年と同様のコメン…

Yahooから、福井新聞のニュースを。何ぞこれ。 琵琶湖と海面の標高差は約86mあるから、運河なら閘門式にでもしないといけないし、水量確保も問題。さらに現状では琵琶湖から淀川まで、途中にダムがあって船は航行できない。たとえ天ケ瀬ダムをなくしたとし…

例のY川の河川改修について,県の担当者の方から設計図と設計方針に関する資料をいただきました。それに対する私の返信。 - 資料をどうもありがとうございました。設計情況はよくわかりました。 ただ、私が思いますに,生物多様性に配慮するために欠けている…

FW1の授業で,I上川の河口から、上流に向けて右岸側を歩いた。ところが、I上川橋から少し上流に行ったところの河畔林で、径7,80センチもある大木(多分ナラガシワ?)が伐採されているのを見つけた。先月は変化なかったので,この一ヶ月間に伐採されたこと…

県の公共事業評価監視委員会の関連事項について、県職員の方が研究室に見えられた。今年度、委員会にかけられる予定の案件の説明と、改選の必要のある委員について,適任者の推薦がないかどうかという問い合わせである。それはそれとして、せっかくなので先…

Y川の改修工事はだいぶ進んでいたが,河床はご覧のとおり、生態的にも景観的にも、ため息しか出ないような状態になってしまった(このブロック敷きで完成形だそうである)。今日は偶々建設会社の方と少しお話できたので、なぜ途中で根固めブロックの種類が替…

大山川で流量増加実験

西日本新聞。 大山川で流量増加実験 水深、付着藻類など調査 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/oita/article/217046 久しぶりに昔のフィールド・大山川のニュース。発電ダムのある河川の放流量増加は、電力会社が水利権を譲歩しないと実現できないので実はけ…

今年もお役所仕事にケチをつける模擬パブコメ授業をやりました。題材は2年前に実施された「第四次環境基本計画の進捗状況・今後の課題について(案)」のパブコメバージョンから、河川等集水域の保全に関わる部分です。この題材はタイトルのごとく第四次環境…

イシガメ輸出規制パブコメ

環境省で、イシガメ輸出規制に関するパブコメ募集中です。11日まで。 http://www.env.go.jp/press/files/jp/28391.pdf 日経の記事によると「規制対象にするのは、野生で一定以上育って繁殖可能な、甲羅の長さ8センチ以上の雄と雌。国内利用のための捕獲は禁…

鬼怒川災害調査団員の公募(応用生態工学会MLより転載)

応用生態工学会のMLに、元の職場のK場さんからこんな情報が流された。 鬼怒川に災害発生に鑑み、応用生態工学会災害特命班では調査団を編成し、机上調査、現地調査を行うこととなりました。(中略)調査団員の公募を行い、調査団の機能強化を図りたいと考え…

大学院の特別講義で元同僚のN村さんに河川の自然再生の話をしていただいた。ヨーロッパ諸国での先進事例やEUの役割等、「多自然型川づくり」と「多自然川づくり」の違いなど、勉強になることが多い。それにしても、私が岐阜にいた15年ほど前に比べると国交省…

今日は県の公共事業監視委員会で、2つの案件のうち1つが「びわこ地球市民の森」整備事業の事後評価。今日の会議ではあくまで「都市公園の整備事業」という観点からの評価で、自然保護という観点はあまり入っていなかったのだが、氾濫原における天井川河川の…

今年は残念ながら

京都新聞。今年は残念ながら中堀にオニバスが出ませんでした。カメの個体数自体は2年前よりかなり減少していると思われるのですが、今年は積極的に駆除をしなかったのが原因でしょうか。 自生のオニバス消えた? 滋賀・彦根城中堀、外来生物影響か http://w…

ソウル泊。S野先生が、10年ほど前に自然復元された清渓川を見に行こうと提案して下さり、見学の機会を得た。 もとは高架道路に上面を塞がれた暗きょだったというが、現在は都会のウォーターフロントとなっている。岸に自生したと思われるヤナギの若木もかな…

京都新聞

京都新聞のオオバナミズキンバイ記事。お、H田君が出ているぞ。所属がちょっと変なことになっているけれど。 琵琶湖に異常繁殖、亜種の可能性 外来水草駆除に光 http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150629000017

今日のFW

FW第3クール、I上川河口から下流域の視察の日である。 いつものように学生40人を引き連れて河口に行ってみたら、いきなりこれを見つけて固まってしまった。ナガエツルノゲイトウである。先月はなかったのに、畳一枚ほどの範囲にシュートを伸ばしていた。多…

1月に締切られた、外来種被害防止行動計画に関するパブコメの集計。全く同じ文章をコピペして投函したと思われる組織票多数あり。まだこんなことやっている人いるんだな。ちなみに私のコメントの成績(?)は、採用1,微小修正1,今後の参考1,不採用3…

安威川ダム建設地見学

大阪のNPO法人Nature WorksのIさんのお誘いで、大阪の安威川に建設中のダムサイトの見学に行った。がっつりダム建設地に行くのは筑後川以来。安威川はオオサンショウウオ生息地としても知られているので、あわよくばハンザキ虫も探そうという魂胆。 安威川ダ…

関西の残したい自然エリア募集

関西広域連合で、「関西の残したい自然エリア」選定のためのアンケートを募集しています。期限は今月30日まで。ここはという場所をどんどん報告しましょう。 http://www.kouiki-kansai.jp/contents.php?id=1764 http://cloud.chiikan.com/kansai/

ヌートリアによる淡水二枚貝の捕食

FBから。淀川のヌートリアが二枚貝を食う映像が、「NHKニューステラス関西」によって捉えられました。動画はこちら(公開期限は1週間ということです)。http://www.nhk.or.jp/osaka-news/index.html

外来種被害防止行動計画(案)、授業でのパブコメ

本年度の環境省パブコメ授業。今年はちょうど手ごろなものが出ていたので、模擬ではなく本当のパブコメにするつもりでやってみた。まだ外来種に関する講義はこれからなので、学生諸君はあまり予備知識がない状態でトライしたわけだが、果たして的を得たコメ…

環境省で「外来種被害防止行動計画(案)」へのパブコメが募集されています。1月12日締め切り。明日の授業では、学生諸君に実際にパブコメを付ける作業をしてもらいます。 http://www.env.go.jp/press/19027.html

第2回淡水ガメ情報交換会シンポジウム@千葉

JECONETより転載します。昨年当研究室でアカミミガメの研究をしたS君、および大学院生のH君の研究発表があります。 第2回淡水ガメ情報交換会 2014年12月20日(土)・21日(日) 東邦大学 習志野キャンパス(千葉県船橋市) 主催:認定NPO法人 生態工房、神…

2ヶ月前の新聞記事。

朝日新聞。H君、頑張っとったんやね。 滋賀)彦根城のオニバス救え 自生地でアカミミガメ駆除 http://www.asahi.com/articles/ASG6V3JSJG6VPTJB00V.html

今日の彦根城オニバス

石垣の上に登って、最大の株の写真を撮りました。一番大きい葉の直径は60cmぐらいでしょうか。カメが激減して、今年はハスもオニバスも復活の兆しが見えています。

環境省パブコメ

8月10日まで,自然再生基本方針の見直し案に関するパブコメ募集中。どんどん書いてみよう。 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=18404