2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春の嶺南

今日は春休みの一日、近いのに今まで行ったことのなかった福井県嶺南の生物観察ポイント、中池見湿地と三方湖を散策しました。福井のAさんご一家(ご長男が中池見のNPO職員)、京都のO先生が同行してくださいました。 中池見湿地の水田ゾーン。 湧水の溜まっ…

教授になってから実感したのが,教授職だというだけで回ってくる当て職委員の多さである。その中には、どう考えても教授だけでやる実際的な必要性がなく、准教授や助教も含めればずっと有意義な議論が出来るはずなのに理由もなく締め出している委員会さえあ…

格闘中

1年以上放っていたリジェクト論文を春休み中に再投稿すべく、必死で点検。新しい文献と考察も付け足さなきゃなあ。

日曜日に修理すりゃよかった

ヒューズが届いたので交換。3日早いけれど、無事復活おめでとうサーマルサイクラー!

また宿題

午後、O市立大名誉教授のU先生来室。先生はフィラリアの大家でいらっしゃるのだが、東南アジアで研究中に偶々見つかった鳥の吸虫の標本を持ってこられ、その報告を依頼された。「最初はプラナリアかと思った」と仰るほど大型の吸虫(1cmを越す)で、これが1…

フィーバー!

陸水学会幹事会とヘビ解剖。幹事会で、今年の学会会計はかなり持ち直しているという話題になり、会員数は減っているのにどうしてかと思ったら現会計がページ超過料金の未払い者に督促状を出してかなり回収したからなのだとか。G先生、なんて凄腕の取り立て屋…

点検作業

学会前に、院生S君と卒論生Tさんが「サーマルサイクラーが運転中に突然止まった」と連絡してきた。電源も入らなくなってしまったので,2人は機体背面のヒューズを見ようとしたが、何か引っ掛かっているらしくどうしても抜けないという。仕方ないので販売店…

2017年10月のNATURE, コモチカワツボの殻形態変異に関するエピジェネティクスの発見の論文。私のD論はカワニナの殻形態の可塑性がテーマだったので、久しぶりに関心を引き起こされた。 コモチカワツボに限らず、大抵の巻貝は流速や波あたりの大きいところで…

新4回生に読ませる論文を渉猟。久しぶりにコモチカワツボ関連の論文を見るが,ここ数年で遺伝子の研究がものすごく増えていて、完全にモデル生物のような状態になっている。小さくてクローン繁殖するし、巻貝の中ではダントツでモデル生物向きの種だとは思…

寄生虫学番外地【中古】ジャンル: 本・雑誌・コミック > 稀覯本ショップ: 大黒堂書店価格: 6,480円書評というか、感想です。昭和51年刊、元寄生虫学会会長の森下薫先生による寄生虫エッセイです。日本の寄生虫学主流の発展から寄生虫にかかわる民俗、逸話、…

卒業式など

今日は卒業式だが、特にお役目はないので休日である。とは言え一応大学には顔を出し、文献の手配と部屋の片付け。今年度で、任期の途中ではあるが県の環境影響評価審議会委員を降りさせてもらうことになった(他に代わりの利かない委員を2件委託され、どう…

ひそかな滋賀名物

先日の歌助師匠の落語「蚊相撲」で、「江州守山の領民を呼び寄せて、除虫菊の製法を聞く」というくだりがあり、滋賀って除虫菊の産地だったの?と疑問に思った。調べてみたらそのようなことはなく、落語の元ネタである狂言の「蚊相撲」に「江州守山は蚊の名…

帰彦

帰彦して、今月退職される先生方の祝賀会に出席。東京はサクラの開花宣言が出て、実際にソメイヨシノがほころんでいるのも見たけれど、滋賀はやはりまだ寒い。

2日目

今日は午前に魚類と野生動物寄生虫のセッション、昼にランチョンセミナーと落語の鑑賞、生態学会でカワニナの寄生虫のポスター発表をした高校生君の来場、貝類寄生虫の口頭発表セッション、ポスターセッションと盛りだくさんの一日だった。 ランチョンセミナ…

1日目

学会初日だが、今日はオール医学系or原虫系の発表なので関心のあるものがほとんどない。午前中は池袋の叔母を訪問し、午後から会場に行ったもののずっと休憩室で内職仕事。 懇親会は意表を突く都庁45階のカフェレストラン。本大会は日韓合同寄生虫シンポも開…

自由集会2018

朝から再びN君と目黒寄生虫館へ出向いて昨日の標本計測の続きをし、昼過ぎに館員の皆さんと一緒に学会会場へ移動して自由集会へ参加。今年の会場は大学ではなく国際医療研究センターで、建物の入口は病院の外来玄関であり、学会の看板などは何もないというわ…

@博物館

朝6時過ぎに家を出て、米原から一路東京へ。今日の行き先は目黒寄生虫館。 夏に来た時、ここに今研究中の寄生虫標本がたくさんあることがわかったので、今日は院生N君の修論データを補強するため、所蔵標本の検鏡に来たのである。N君は顕微鏡を借りてひたす…

学会シーズン開始

私の周辺の人々は大部分が生態学会(札幌)に行ってしまって羨ましい限りだが、私は寄生虫学会(東京)の方に参加するのでまだ彦根。4月からの環境FWの打ち合わせに、先日スケッチした寄生虫の計測。陸水学会誌の論文別刷りが届いたが、生態学会ならともか…

祝日だった?

会議2つ、その他年度末の事務の残りや学会関連の雑用でバタバタ。 ロシアの共著者から、国際女性デーのお祝い付きメールをいただく。そうか、アレって祝う日なのか…?

ある吸虫の記載論文を取り寄せて読んでいたら,「生きているムシでは両側に長く伸びた体をチョウの羽のように羽ばたかせる」という記載があった。何それ見たい。

絵師

昨日から寄生虫のスケッチをやり、今日は墨入れ。新種ではないが、記載論文が古くてあちこち間違っているのできちんと指摘する必要がある。

新製品開発!?

ウチの研究室では、毎年夏のオープンキャンパスで手製の寄生虫シールを配っています。 私の持っている写真をカラーインクジェットプリンタで印刷して切っただけのものですが、実際に作ってみてつくづく「シールのデザインって難しい!」と思いました。この小…

受理から半年近くたって、ようやく水質指標生物の教育効果に関する論文が印刷されました。 浦部美佐子・石川俊之・片野 泉・石田裕子・野崎健太郎・吉冨友恭 (2018) 大学生アンケートによる水質指標生物の教育効果の検討。陸水学雑誌79: 1-18 福岡教育大時代…

雨の日

昨日は蝦蟇使いに召喚されたりしながら実験をやっていたので(しかも実験失敗)、今日は少々疲れが残っていて気合いが入らない。事務的な書類を少し作ったり、取り寄せた論文に目を通す程度。ある寄生虫の原記載論文がスペイン語だったので、スペイン語勉強…

出頭

今日は都へ。蝦蟇の妖術によって召喚されたので、逃げられません。

勘ぐり

久しぶりに会議なしの一日で、自分のサンプル処理と学生の推薦状書き、その他。 大学から所謂ハゲタカジャーナルに関する注意喚起のメールが来た。今更感がとても強いのであるが,いったいどうして今ごろ注意喚起をしたのやら。誰か、人事査定でヤバいことに…

実験室

会議✕2、その合間を縫って他所様から送られてきたサンプル(非常に変わった分類群の寄生虫)の処理で、卒論の端境期でだれもいない実験室でせっせとムシを切り刻む。これはフィリピンのサンプルと遺伝子の比較をするのだが、年度内にやってしましたい。 服薬…

支部会

今日は陸水学会近畿支部会でK工繊大へ。今年は残念ながら県大から卒論・修論生の発表がなく、D3のS君が学位論文の特別講演を行ったのが唯一の発表。来年はこっちでも発表できるぐらい余裕を持って卒論・修論を準備したいもの。 年末にセルカリアに関する問い…

よーいドン

やっと、期日付きの「しなければならない仕事」がほぼ片づき、研究のできる体勢になった。今月は実験と執筆,両方頑張りたい。