新4回生に読ませる論文を渉猟。久しぶりにコモチカワツボ関連の論文を見るが,ここ数年で遺伝子の研究がものすごく増えていて、完全にモデル生物のような状態になっている。小さくてクローン繁殖するし、巻貝の中ではダントツでモデル生物向きの種だとは思っていたが、予想以上の展開である。これは、貝と寄生虫の相互作用の研究材料も、BulinusやOncomelaniaと住血吸虫の系を抜いて、コモチカワツボがトップに躍り出るかもしれない。