教授になってから実感したのが,教授職だというだけで回ってくる当て職委員の多さである。その中には、どう考えても教授だけでやる実際的な必要性がなく、准教授や助教も含めればずっと有意義な議論が出来るはずなのに理由もなく締め出している委員会さえある。一度などは自分はその任を引き受けられる知識がない、と断ったところ「審議は他の委員でやるから、座っているだけでよい」とさえ言われた。頭数合わせだけのために発言もできない委員会に引っ張り出されて無駄に時間を潰されるのなど真っ平御免と断った。こんなことを何度かやったおかげで、どうやらm-urabeは当て職委員をそうそう引き受けないということが学内に浸透してきたらしい。実は今日も委員の打診があったのだが、感心なことにあらかじめなぜ私に委員を委嘱するかという理由をきっちりリストアップした上で打診してきたのである。ちゃんと納得のいく理由のある件だったのでもちろん引き受けた。この感じでいけば、ウチの大学全体で「無意味な委員は引き受けない」という態度を徹底させれば、いろいろなナンセンスな内規(ほとんど過去の遺物だと思う)はイヤでも見直しの方向にいくんじゃないかと思う。同僚の皆さん、一緒にじゃんじゃんやりませんか?