大学世渡り裏事情

昨晩は学科教員の新年会だったのだが、その時の話の流れで昔から考えている「業績にイマイチ自信がない人のためのアカポスゲット法」を披露したら「m-urabeさんてそんなことを考えているの??」と驚かれてしまった。ふんっ、私は大学人事の表もウラも知っているよっ!

最近は若い人が研究職に見切りをつけて大学院進学率も下がっているので、もうこんな毒知識を使おうという人もないだろうけれど、まあ記念のために書いておこうかと思う。

(1)まず、頭が悪くて人を見る目のない教授のいる研究室を探せ。

(2)面接の時は「自分は流行りの研究手法を使える」ことを披露せよ。「流行り」とは最先端の手法という意味ではなく、もう学会の若手研究者はみんな使っていて、年寄研究者にとっては「気になるが、今更自分がその手法を勉強する気にはならない」手法のこと。私が院生の頃は多変量解析か分子系統、今じゃ環境DNAあたり?

(本当に最先端の手法を使える人はその話題は出さないほうがよいです。相手は知らない可能性が高いし、知らないことについて喋られると劣等感を刺激されて機嫌が悪くなりますから)

(3)「自分は貴方の有能なテクニシャンになる」ことを伝えよ。間違っても、自分のほうが教授より頭が良いことを悟られてはならない。馬鹿な教授は自分より賢い若手は採用しない。

これで採用確率はけっこうアップすると思いますが、こんなので採用を決める教授は所詮アホなので、そこでの研究生活にはリスクが伴うことだけは覚悟してください。それではGood luck!