残暑の名古屋

応用生態工学会@名古屋。発表で面白かったのは落ち葉につける1個10mgのIPタグというやつ。これ、普通のマーキングと比べてどういう点がすぐれているのだろう。元論文を読んでみないと。
猛烈な残暑にも関わらず、鍋爺がえらく元気に発言していた。「そのデータの解釈にはあと××の情報が必要」「『示唆している』だけでは、何でも言えてしまう。次は、示唆されたことを確証する研究を」等々、爺ってこんなに親切だったっけと思わず記憶の糸をたぐってしまうほどの教育的発言ばかりである。これらの内容は全部当たり前のことなのだが、以前「解釈不能なデータを載せるなというのは、所詮は理想論だと思います」などと強弁して、どう見ても計画段階でアウトの研究結果を無理矢理に公表しようとした人に疲れ果てたことのある私としては、当たり前のことを当たり前に言う人がいるだけでホッとする。