宿主に対面

BB君と一緒に,彼のメインフィールドになりつつある箕面へ。実は私,まだ箕面川をちゃんと歩いたことがなかったので(汗)。
箕面川は流速が速い上に程よく富栄養化していて,カワニナはとても多い。しかも,ハンザキ虫ではないかと疑っているセルカリアの感染率もそこそこ高いので,こりゃ楽勝だね,とあっさり予定の個体数を採集する。というか,拾う。せっかくだから滝まで歩いてみようか,というと,BB君の曰く,「tel君が滝のすぐ下でオオサンショウウオを見たそうです」。ハンザキ研究所に行った時も野生の個体は見られなかったので,そりゃあ見たいなあ,と道々川の中を眺めながら滝までハイキングしたが,一匹も見つけられない。やはりそうそう幸運には恵まれないか,となにげなく足元の滝つぼに目をやったところ,

いた!
写真を数枚撮るうちに穴へ入ってしまったが,70-80cmくらいの個体だった。いや,滝まで歩いた甲斐があったというもの。tel君,情報をどうもありがとう。
帰りはBB君と別れて宇治へ採集に行った。ハベカワニナの個数がなかなか揃わず,時間をかけて探していると,3人の小学生がやってきて「何とっているの?(ニナだよ〜)研究する人?(そうだよ〜)文部省?(よく知っているねえ〜(笑))」という。せっかくだから,そこにいる3種類のカワニナを見せてあげて,「この種類がもっと欲しい」とハベカワニナを探させてみた。3人はいくつかとってきたものの,残念ながら全部ハベではなくてチリメンだった。うーん,もうちょっと判別力があるとよかったね。