闇の貝採り

明日はオープンキャンパス。例年のごとく生きたセルカリアを展示するため、学内の水路でカワニナを採ってきて感染貝をいくつか見つけておくよう、院生にアルバイトを頼んでいおいた。ところが、頼まれた院生のGさんは一昨日にカワニナを200個ほど採ってきてカップに入れたものの、今日の夕方までにセルカリアを出した貝はたったの1個しかなく、しかもその貝がカップを脱走してどこかへ行ってしまったらしい。今まではいつも、100個の貝を採れば2〜5個程度は感染貝がいたので、そんなに出ないかなあ?と不思議に思い、仕事が終わった夜7時過ぎに、GさんI君と一緒に懐中電灯持参で再度のカワニナ採りをした。カワニナは夜行性なので昼よりも多く活動しており、また大きなテナガエビやヨシノボリも見つかって昼間とは趣の違う採集ではあった。300個ほどの貝を拾ってきたが、感染貝がいるかどうかは明朝までお預けとなった。さて高校生に寄生虫を見せることはできるだろうか。