土曜日は隣県から生態学会常連のG山高校生物部の皆さんが来学。対面でお話するのは3年ぶりぐらいになりました。今まで集めた吸虫の成虫、セルカリア、メタセルカリア、卵(?)をもってきて、DNAを調べてすべて連結してしまおうという計画です。午前中から午後6時近くまでかかってアルカリ融解、PCR、産物の精製まで一通りの実験をレクチャーして、皆一所懸命見学してくれました。残念ながら虫卵(?)ではDNAが増幅されず、どうも吸虫卵ではなく別の何かだったようです。しかし、成虫の感染状況についてはとても面白い知見を聞くことができたので、それにより虫卵探しのターゲットをある程度絞ることができるかもしれません。
ともあれ、このような活動をした高校生諸君の中から,将来寄生虫を専門に研究しようという人が出てくることを楽しみにしています。