今年の水環境アンケート(回答枚数は642)の結果をいろいろ眺めている。「川の水をきれいにするのにもっとも有効だと思うものを3つ選べ(選択肢は16)」という設問をしてみたところ、どの県でも「ゴミを捨てない」「農薬を流さない」「ヘドロを取り除く」の3つがトップに来るのは同じである。「ヘドロを取り除く」が大都市圏(大阪、兵庫)で多く、「下水道を造る」が農地の多い県(滋賀、岐阜)で多いのも理解できるし、「無りん洗剤を使う」が琵琶湖条例のある滋賀で多いのも納得。その他、県によってかなり差があるのが「水草を植える」の回答率で、多いのが兵庫、滋賀、三重、少ないのが愛知、岐阜である(ただし、統計的有意性はギリギリ)。設問は「川の水」だが、湖やため池の保全が重要視されている県で高めに出ている、ということかな。