シベリア耐暑我慢大会

風は東。昨日よりさらに暑く、外を歩く時は濡れタオルを頭に被らなければ熱射病になりそうだ。実験所の建物はまったく夏仕様になっていないのではめ殺し窓のところが多く、風が通らないので外よりさらに暑い。自律神経が悲鳴を上げている。

ミーシャ君がパーチとアイデ(ウグイに近い魚)を持ってきてくれたがどちらもDiplostomum以外の寄生虫なし。
カルガット川に大きな白い鳥が何羽か飛んでいるのを目撃。カモメかダイサギだろうと思っていたら、サーシャさんがペリカンだという。
午後にはとうとうダウンし、いくらか涼しい自室に避難する。他のメンバーは朦朧としながらセルカリアのカウントをしていた(らしい)。

セルカリア放出中のモノアラガイたち。図体が大きいのでカップが狭くて居心地悪そう。
あとでS先生から聞いた話では、実験所に設置してある温度計は午後に37℃を記録したそうだ。低体温の私はそりゃ倒れます。ようやく涼しくなったのは日の陰る午後8時過ぎで、ナターシャさん曰く「あすは寒いわ。30℃の予想だから」。
夕食後にやっと涼しくなった実験室で残りの魚の解剖をする。外では、今日がペルセウス座流星群の極大日ということで、星を見る野外パーティー、曰く「チャニー・ダーチャ」が開かれた。でも昨日の方が良く飛んでいた。

昼ご飯はアクローシカ。賽の目切りのハム、卵、キュウリなどの上にクワス(苦味の少ないノンアルコールビールのような発酵飲料)とスメタナを注いで食べる冷たいスープ。初めて食べる味。