フル回転

晴れ,朝の気温16℃。昼の最高気温29℃(夜明け頃には12.5℃まで下がったそう)
ナターシャさんは、高齢のお母さんのお世話ということで、今朝一足先にノボシビルスクへ戻っていった。最寄りの町であるズドビンスクから路線バスで7時間だという。私たちが自家用車で来るのとあまり時間が変わらない(K谷さん曰く「ということは神風バスということですね」)。今年は退院したばかりのサーシャさんも参加していないし、自分の研究のために来ているロシアの研究者や院生も1組だけなので、ステーションには人が少ない。あとのメンバーで英語が多少話せるのは2人の院生とトンボのオーリャさんだけだ。
朝8時から怒濤のセルカリアカウント作業に入る。今日は2種の寄生虫を同時進行でやっているので作業量が多く、K谷さんやナターシャ(小)にも手伝いをお願いしてなんとかサンプルを捌いている。今日も,元気のない貝が既に2,3個あるが、あとは順調にセルカリアを出している。Plagiorchisはセルカリアが小さく多く、30分ほどで遊出個体数が1000を超えてしまうのでカウントが大変。
ナターシャの送りついでに、キッチンスタッフのオーリャさんが恒例の農家の自家製ミルク、バター、スメタナを買ってきてくれた。ノボシビルスクでは手に入らないチャニー・グルメである。
午後も、S先生以外全員とナターシャ(小)を総動員してカウント作業。夜になってもバーニャもそこそこに作業続行。今日は少なくとも10時間以上は実体顕微鏡を覗いているはず。
深夜のルーチンは必要最低限の作業のみとし、2時半過ぎに店じまい。深夜の気温は14℃。