日露お料理対決

朝の気温12.7℃、くもり時々雨、風が強く寒い。
昨日の二の舞いかと思ったが、11時近くなってようやく天気が回復した(ただし風が強く、目まぐるしく天気が変わった)。午後のサンプリングでセルカリアの大量湧出を観察する。
身軽な小さい小鳥がコテージの近くにたくさん来ていてかわいらしい。初めて見たのでサーシャさんに聞くとツリスガラだということ。
夕食前に二度目のバーニャ。ナターシャさんが、「これで体をこするといい」と言って草の束を持ってきたが、それがどう見てもイラクサの仲間で、細かい針がある。軽くこすってみたらあっという間に肌がヒリヒリしてきた。なんとも過激なロシア式マッサージタオル?である。ロシア人はタフだ。
夕食はコイ料理、キッチンスタッフのオーリャさんもロシア風の料理を作るというので「日露お料理対決・本日の食材はコイ!」編となってしまった。日本代表のK谷料理長は北海道式の鯉こく、ネギとショウガでしっかり臭みを消し、日本酒がないのでウォッカを少々拝借。最後にみそとゆでジャガイモも入れて完成。とても美味。ロシアの皆さんにも好評だった。
オーリャ・シェフの方はコイにトマトやタマネギを煮込んだソースをたっぷりかけてオーブンで焼いた「コイのロシア風野菜あんかけ」と塩コショウでシンプルに揚げた「フライドカープ」。あんかけの方は少し臭みが残っていたが、美味しく食べられた。塩ゆでや丸焼きではなく、ちゃんと料理すればロシアでも美味しいコイ料理はできる、ということを知った日。