2008-01-01から1年間の記事一覧

スタミナ切れ

今週一週間、ちょっと頑張りすぎて息切れ。簇楯、簇楯、ハンザキ虫、ハンザキ虫、シジミ、カワヒバリ。猛烈に眠い。

11月9日に.利根川河口堰管理事務所でカワヒバリガイの野外調査勉強会が開かれます.関東地方で淡水生物に関心のあるかたは是非どうぞ. http://vege1.kan.ynu.ac.jp/forecast/大阪市立自然史博物館で,今週土曜日から地震展.地震への興味もさることながら…

積年の謎

大学院生の時,賀茂川のカワニナから見つけた謎の寄生虫の正体がやっと分かった.頭の取れたハンザキ虫の尻尾だった….

環境への貢献ということ

今日はM1の研究の中間発表。発表の内容そのもののことはさておき、教員側の質疑応答の中でやや気になる発言がいくつかあったので、それについて少々呟いてみる。 もとより、ウチの学科の教員の中でも、「環境問題とは何か」という見解はそれぞれ違う。中には…

今年の淡水貝研

今年の淡水貝研の話題はオール二枚貝で、しかも発表者が全員ある程度以上の研究歴を積んだベテランでレベルが高かった。千葉のSさん、琵琶湖固有二枚貝の分化の道筋いろいろ。岐阜のNさん、底質直上のDOデータロガーってベントス屋には垂涎モノです。一台40…

裁判

うかつにも見逃していたのだが,先月,うちの大学が提訴されていた.「全国国公私立大学の事件情報」経由で,朝日新聞の記事(本記事は既にネット上での公開時期を過ぎている). http://university.main.jp/blog6/archives/2008/09/post_519.html 学内では…

10月23日追記

貝を採集した人の論文(寄生虫とは関係なし)を取り寄せてやっと正体判明。採集者自身の論文ではFasciolaria gigantea、どうやらダイオウイトマキボラPleuroploca giganteaのことらしい。これに簇楯の幼虫がついて、成虫はウミガメに寄生…って、ウミガメがダ…

また古文書

久々に簇楯の文献を引っぱり出す.染めすぎた標本の漂白が出来上がり,材料は揃ったし,スケッチも大部分は完了しているので,さっさと書かねばならない.学会発表から既に3年も経過してしまった. でも簇楯の論文は皆古く(1899〜1980,メインは1930年代ま…

○葉寿司

晩ご飯はMさんから頂いた自家製の笹葉寿司。柿の葉寿司、朴葉寿司、いろいろあったなあと思いつつ、ネットを眺めていたら、その辺の葉寿司というオモシロイ記事を見つけた。自分もやってみたくなった。

営業

最初に勤めた大学の最初の卒論生たちが彦根に遊びに来た.どちらも既に職場では中堅となってバリバリ仕事をしている.おかげで,高校教員のWさんには「いい生徒さんがいたら是非うちの大学へ」,環境調査会社のMさんには「新卒採用予定があれば是非うちの大…

今週から今シーズンの感染実験の結果とり(すなわちムシ出し).学部のアルバイト生が3ヶ月以上にわたってせっせと水替えをしてくれた努力の賜物である. 今日得られた結果はまだ少ないが,おおむね予想どおり.よかよか.

あー,やっぱりこれ相当な割合で交雑しとるわ…(頭抱え)CO1じゃ無理なわけだよ…

10月10日追記

ちゃんとした写真を見たい方はyabu君のblogをご覧ください.

3日通って

ようやく会えた. 夕暮れのI上川に、茜さす紫鷺。私のカメラじゃこれが限界です.

I君の卒論材料である魚の条虫の種は,以前,条虫分類学者であるチェコのS教授が来室したときに同定していただいたものである.ところで,いくつか確認しておきたいことがあってS教授にメールで尋ねたところ,なんでも感染部位が件の種と違うらしく,同定のや…

「青少年のための科学の祭典 滋賀大会」の本年度第一回目(彦根会場)が,10月18-19日に本学で開かれます.将来,理科・環境教育に携わりたい学生の皆さんはぜひ参加しましょう. http://www.edu.shiga-u.ac.jp/kagaku/ 11月2-3日に,「川の全国シンポジウム…

ハンザキづくし

4・5日,第5回オオサンショウウオの会全国大会に出席してきました.さて,右の写真は何でしょう?→ ちょっと緊張しています. 一般講演はいつもどおりと言う感じでしたが,今回の目玉(?)は夜間観察会と銘打った現地調査でした.まあ,これだけ人数が集…

満悦

懸案だった昨年のN村君の卒論にどうやら決着がつきそう,BB君H井さんありがとう.BB君,これで修士2本目の論文のネタができたぞ(踊). さあて,来年の寄生虫学会はどのネタを持っていこうか?

朝日新聞. 国補助金で妻とインド旅行 目白大教授を処分 http://www.asahi.com/national/update/1001/TKY200810010071.html そら来た.偉いぞ目白大.他の大学でこんなことで処分者出すところはまずないでしょうね.そんなことしたら人がいなくなっちゃうも…

S井君へ.例の場所の寄生虫,シーケンスの結果欲しいタイプに間違いなく,ほっとしました.あとは感染実験の成功を祈るのみです.それにしても,寄生虫の方は貝に比べて意外に個体変異が少なそう. しかし,サンプル濃度が3,4倍違っても,解読精度ってあ…

自然共生研究センター&河川環境楽園見学会。今年はセンターの都合でアクアトトぎふの見学を先にした。 アクアトトぎふでは、現在の催し物として「アクア・トトこども・いきもの学会」という特別展をやっていた。これは、主に地元の小・中・高等学校の生徒た…

外来種・寄生虫・生態毒性学

という,私の興味あること三題をひっくるめた研究をやっている研究グループがフランスにあるのだが(具体的にはヨーロッパに移入したコモチカワツボを材料に生態毒性試験のスタンダードを作ろうとしていて,その試験結果に寄生虫が与える影響やなんかを研究…

あーした天気に

某所へ出かけ,帰りに新快速に乗っていたら,某駅で停車したまま動かない.どうしたのかと思っていたら,車内アナウンスの曰く「お客様の靴が屋根の上に乗ってしまいましたため,車両点検を行っております.お急ぎのお客様は普通電車をご利用下さい」だと.…

関東地方のカワヒバリガイの寄生虫検査を依頼された.私も関東のカワヒバリを見るのは初めて(勿論.送り主も私も特定外来生物の飼養等許可を取得済みである.未許可の方が発送されると外来生物法に抵触するので,ご注意を). とりあえず今回のサンプルから…

しかし,制度作ったから皆でその活用方法を考えてくださいなんていう論の進め方はありえないだろ….

台風は擦っただけ

昨夕のI上川河口.サギだらけ.

滋賀県のHPから.また外来の魚病原体が見つかったらしい. 県内におけるエドワジエラ・イクタルリ(アユの病原細菌)の初確認について http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/gf00/20080919.html同サイトには,この病気が下記のように要約されている. 世界…

寄生虫を漂白する

研究上のメモ.いくつかの寄生虫標本がヘマトキシリンに染まりすぎて真っ黒になってしまったので,困って師匠に相談すると,シュウ酸あるいはクエン酸の希薄溶液でいくぶんは脱色できるとのこと.ただ,ムシが大きい場合にはどちらにせよ困難を伴うので,鉄…

ご案内

9月29日に,今年も自然共生研究センターの見学に行きます.今回は生物圏コースM2のK君のゼミ発表(演題「ダムの運用が河道内の植物群落分布に与えた影響」)もやります.センターの皆さんの得意分野ですからたくさんコメントがいただけるでしょう.乞うご期…

幸せ

データが出てくるのって。