自然共生研究センター&河川環境楽園見学会。今年はセンターの都合でアクアトトぎふの見学を先にした。
アクアトトぎふでは、現在の催し物として「アクア・トトこども・いきもの学会」という特別展をやっていた。これは、主に地元の小・中・高等学校の生徒たちがまとめた自然観察や環境問題に関する研究成果のポスタープレゼンテーションである。ポスターと言えば、今年の1年生諸君はFWIの授業のまとめにポスターセッションを行い、自他の班の成果の評価も行った。それで、「自分たちのポスターと比べて、小中学生のポスターはどう?」と振ってみると、皆なんだか顔色が青ざめている。
「…すごい」
「見やすい」
「…やべえ」
「…負けた」


中学1年生作成.

中学1年生のをもう一つ.

確かに負けてる.

グラフを駆使した高等学校の立派なポスターを前にするに至っては、

「あの、僕たちにこれ以上のものを作れと言うんですか?」
m-urabe「当たり前でしょ!」
「…」
来年は、FWIの授業の1回目にこれを見学させたらどうだろう?あ、期間限定展示か…残念。
午後はセンターの見学と、M2のK君による修論の一部の発表。今日のK君の発表内容に関しては、センターのM主任研究員がまさにその分野のプロなので、コメントをどっさりと頂いた。帰りの電車の中で今日の発表の位置づけを訊いたら、別の川にダムができた場合の予測のための研究だという。車中でも少し話したが、ま、ご本人もお読みだと思うのでここにも一応書いておくと、それなら、今日Mさんに指摘されたような必須データを、今の調査河川だけでなく、「別の川」の方でもしっかり集めて両者を比較しておく必要がありますよ。A河川で起きたことはB河川でも起こるだろうという単なる当て推量を述べただけでは、サイエンスの域に達したとは言えませんから。