オンライン討論会

今日は、共同研究者のMさんの企画で、最近立て続けに琵琶湖固有カワニナ類の分類の再検討論文を出版した京大のS君を招き、今後のこれらについてのオンライン討論会(でよいのかな?)となった。元琵琶湖研のNさん、元琵琶博のNさん、軟体動物レッドリスト選定の中心人物の一人であるIさん、長年カワニナ類の飼育研究をしている古株のTさんというコアでかつ平均年齢の高い顔ぶれ。特に問題となったのは整理後の和名をどうするかという問題で,整理前の名前と混乱しないようにあえて古い和名はボツにしてはどうかという提案があった。現在「メダカ」という標準和名がなくなったのと同じ理屈である。それにしてもS君は今回遺伝的に判別された新種のそれぞれについて、成貝の殻形態で「見てほぼわかる」というのだが、彼の論文の写真をいくら睨んでも私には判別できなかった。一度琵琶博に標本を持ってきてもらって同定講習会を開催してもらう必要がある。