空振りこそ願ったり

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今日、このガーの消化管が送られてきたので、外来魚に興味のある学生諸君に検査をしてもらいました。外来魚の場合、今までは内部寄生虫はほとんどいないのが常識でしたが(魚だけ移入しても中間宿主がおらず、生活環が成立しないため)、近頃はそうでもなくなり、チャンネルキャットフィッシュやオオクチバスから内部寄生虫が見つかるようになりました。ですから先入観にとらわれず、ガーの消化管も見ておこうと考えたわけです。ガーの内臓から寄生虫は見つからず、寄生虫屋としてはあまり面白くない結果でしたが、生態学的には○でした。

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