FW1・第一クール発表日。水質指標生物を扱った班が2つあったが、どちらも「きれいな水とは何か?」の問いに対するまともな答えはなし。「…きれいな水に住む生物がいる水です」毎年恒例とはいえ、トホホ。そんな理解じゃ、簡単にニセ科学に騙されちゃいますよキミ。しかし、ヒゲナガカワトビケラが水質階級IVの指標生物だなんて、いったい何の資料をあたったのやら。
そういうわけで、小学校から高等学校まで、水質指標についてどのような教育が行われているかの調査を今年も継続することにしました。大学教員の方で、「自分の大学でも調べてみたい」という方がおられましたら、アンケート用紙を差し上げますのでご一方下さい。特に、近畿地方以外の方、ぜひご協力をお願いいたします。なお、昨年度のアンケートの結果概要はこの日のブログで公開されていますのでご覧下さい。これらのアンケートの結果は、現在、日本陸水学会の内部で議論中の、義務教育課程における陸水環境教育への学会提言を検討する際の資料として使わせていただきます。また、環境教育関係の雑誌・紀要等での公表も考えております。