タール湖フィールドワーク


セミナー中日の今日は、RさんたちのメインフィールドであるTaal湖でのフィールドワーク。Taal湖は、もと海だったところに数十万年前に成立したカルデラ湖で、湖ができる時に海洋起源の生物が強制的に陸封され、その後淡水に適応進化したという面白い湖である(淡水イワシというのががいるらしい)。当然、それらの寄生虫がどうなっているかというのは非常に興味の湧くところである。

Taal湖の中央には中央火口丘が島となって存在している。この島は野鳥の観察地としてもなかなか有望らしいので、いつか行ってみたい。

Taal湖保全センターの、学習施設と思われるところを借りて実習。

ところが残念なことに、今日入手出来た魚はほとんど全部ティラピアで、肝心の淡水イワシや在来種のハゼ類がまったく採れなかった。そのためか寄生虫もほとんど坊主で、わずかに円葉条虫の幼虫が1つ採れただけ。残念。