火事

昨日はポスターセッションでH県大のKさんを見つけ、その他の近畿陸水のメンバーでしばし生物指標について議論する。Kさんのレーダーチャート式生物指標は、水温、流下物といったそれぞれの基準で研究者のコンセンサスが得られれば結構使えそう。あとはリファレンスをどうするかだ。
懇親会ではK大のSさんや農環研のIさんと話す。寄生虫生態学については相変わらず宿主操作の有無に興味を持つ人が多く(午前中にY村君の代理でポスターを貼っている最中、早速2人の方から寄生虫による宿主操作はあるのかと質問された)、それは確かに面白い現象ではあるのだが、その存在については厳密な証明が必要であることを再度強調した。一度、このネタに関してはシンポないし自由集会できちんと議論した方がよいかもしれない。

今日は生態研センターのK端さんのEAFESシンポで感染症話。最初の広東住血線虫の話は面白かった。主要な第一中間宿主であるスクミリンゴガイの冬眠期間が長いと、その間終宿主のネズミとの接触が減るため、感染率が落ちるのだという。従って、気温が上昇すると感染率が上がり、ヒトへの感染の危険も増えることになる。しかし、何でもきちんと調理して食べていそうな中国で、スクミリンゴガイを生食する場合があるとは知らなかった。
午後は一般講演をいくつか聞いてから、歯医者に行くため早めの帰宅。…のつもりだったのだが、15時から、沿線火災でJR野洲米原間不通、草津で足止め。たまたま居合わせたポスドクのGさんと、生態学会の帰りには毎年何かが起こるねとボヤく。
16時半頃、ようやく運行再開。どんな大火事だったのかと思って車窓から見ていたが、なぜか田んぼのど真ん中に止まっている2台の消防車を見つけただけ。 何が燃えたんだろ。