4日目

プレナリーセッションで、米国のC氏(相変わらずものすごい早口…)による条虫の生物多様性に関する国際プロジェクト紹介を聞く。条虫という一分類群だけでこれだけ内外の研究者を動員したプロジェクトが組めるという体制にため息が出た。この前のB博での会議を思い出す。琵琶湖は日本一陸水生物の多様度が高い湖であるということに異議のある人はいないだろうに、「琵琶湖の生物多様性を明らかにする」というだけの目的に対しては、県も国も予算をくれないのがこちらの事情である。
夜はホテルでしこしことハンザキ虫論文の改稿。引用文献に名前の挙がっているあれこれの人に今日会ってきたことを思い出して少々妙な気分になる。