昨日は卒論生T君のサンプリングで、和歌山県内まで外来種アフリカツメガエルを採集に行きました。ここで駆除・調査を継続しているT高校生物部の活動日に合わせての活動です。
田んぼでカエル(在来種)を採集するT君と、調査地を案内していただいた生物部顧問のS先生。伺ってみるとS先生は私もよく知っている研究室のご出身とのことで、話が弾みました。調査地周辺の水田は自然度が高く、様々な雑草、昆虫、カニ、などが見られる楽しい場所でした。特にトンボ類の多様性は相当高そうです。
生物部の高校生を始め、地元中学生や博物館の方など、総勢30人近くが分散しての調査・捕獲でした。ワナに入ったカエルやオタマジャクシは皆で同定し、在来種のカエルは放逐します。
ツメガエルは完全水生なので、普通のカエルのように畔で捕まえることはできず、水中に餌を入れたワナをしかけて捕獲します。これらは寄生虫検査材料として持ち帰らせていただきました。