1回生の生物学実習が終了。昨日今日と、カエルにホルモン注射するために朝6時半に出勤したのだが、残念なことに両日ともほとんど卵割なしという悲惨な結果だった。どうも、産卵したものの、受精しなかったように見受けられるが、何が駄目だったのだろうか。親ガエルがあまり餌に付かなかったためか、それとも水温が高すぎたか。
ともあれ、先週の予備実験で生ませた卵は少数ながら正常発生してくれたので、そのホルマリン固定標本でなんとか観察をすることができた。正常発生率は1割にも満たないので、学生達は正常卵を探すのにかなり苦労し、一人の学生がしみじみと「やっぱり座学とは違いますねえ」と呟いていた。
ご用済みの親ガエルはN西君に引き取られて行った(餌オタマの生産に使うつもりらしい)。カエルが超苦手ながら一ヶ月近くも世話をしてくれた実習助手のNさんは心底ほっとした表情をしていた。どうもありがとうございました。