何かが起きている

今年も1回生必修授業「環境フィールドワークI」が始まりました。Y川での小さな自然再生、早くも4年目(コロナでオンライン変更の年を除く)です。

こちらが自然再生をやっている一方で、上流の改修現場ではビッチリ護床を貼ってしまいました。せめて川幅の半分にしてくれれば、やがて寄り洲と澪筋ができて自然な景観の川になっいったかもしれないのに、なんでこう全面にしてしまうのでしょう。

今日は少し水が多めでしたが、それでも例の魚道は魚が通れる代物ではありません。土嚢と板を使って流れを複雑化できるかどうか検証。

今年は、どうしたことか魚類が非常に少なくなっていました。例年、もう遡上しているはずのアユが全くおらず、カワムツやオイカワなどのコイ科魚類も少なく寂しい限りでした。その代わりに大増殖しているのがカワニナで、投網にまでごっそり入ってきました。今まで、この川にはカワニナは少なかったのに、何が起きたのでしょうか。気になります。あと3回のフィールドワークも注意して生き物を探していきたいと思います。

学生が、かろうじて一尾のビワマス幼魚を捕えました。ただサイズは小さく、成長はよくないようです(他にアユも一尾だけとれましたが、痩せていました)。