寄生虫学会2日目、午前中は自宅で、午後は大学で視聴。リモート発表というのは普通の口頭発表にプラスアルファのテクニックが必要だと改めて知った。画面が小さいのでスライドの文字は全般的に大きくしないと何も見えないし、またトークやスライドの先送りも普通よりゆっくりにしないと、回線が重く音声が途切れたりしたときに聞き取れなくなってしまう。次のオンライン学会があるときには、そのようなことを注意して準備しないといけない(次回は私自身が発表予定)。
今日はA大のN先生による北海道のエキノコックスの移入歴史の話が面白かった。北海道の戦前の養狐ブームはすごかったようで、全道で600以上もの養狐場があったという。アカギツネだけではなくホッキョクギツネも飼養の対象になっていたらしい。毛皮ブームが去って寄生虫だけが残ったというのはなんとも皮肉な話である。