後期の対面授業1回目で、1回生の「環境生物学I」。感染防止のためにプリント配布をやめてメール配信にしてみたり試験もオンラインにしたりと、例年とは異なるスタイルにしたところは沢山ある。しかるに今年の1回生は昨日がキャンパス初授業だった訳で、例年のようにだれる学生もなく新鮮そのもの(ただし、マスクの為かみな反応は少なく、おとなしく見えた)。今日は第一回目なので生物と非生物の違いについて考える時間があり、「自動車と生物の違い」について取り上げたところ、授業後に学生が「近頃は自動運転の車がありますから、自律的に動きますよ!プログラムも自動更新されているし…」とコメントしてきて、なるほど自動車の操縦もどんどん自律化してきて生物に近くなってきているね、とこちらが納得したり、教室に持っていった参考図書を授業後に何人もの学生が手に取ってみたり。彼らには初めての刺激的な「大学での授業」なんだなというのを改めて実感した。やはり直接学生の反応が見られるというのは良いものである。