貴重な対面授業

金曜日は1回生の生物学の授業。今年の1回生は受講態度がものすごく真面目である。対面講義が始まったのが後期からなのでまだ新鮮味があることや、間隔をあけて着席しているためお喋りがしにくいということもあるが、やはり前期授業をほぼ遠隔のみで過ごした彼らは彼らなりに対面授業の有り難さを噛み締めているようにも見える。世の中の事態は芳しくないが、学生の反応を見ているとまたオンライン授業にしろともなかなか言いにくい。お願いだからクラスターだけは出さんでくれ。

「環境生物学I」の授業は、テキストをなぞるだけだと高校の生物授業になってしまうので、時々最新の研究論文も紹介している(私自身の勉強にもなる)。今年はそういう話をしたときの学生の反応がとてもよい。今日は細胞分裂のところだったので、今年Cellに掲載されたクロマチンの立体構造の論文を紹介した。そうしたら授業後に一人の学生が来て、紹介した論文を読んでみたいから教えてくれという。英語だけど読む?と聞くと、Google翻訳でトライしてみるということだ。頑張れチャレンジャー。