今日は新しい研究プロジェクトのため、K知大のM先生と学生さん2名が琵琶湖へカワニナのサンプリングに来られました(公共交通機関を使用せず全行程車です)。3日間琵琶湖の各所で会を採る予定ですが、初日の今日は北湖島嶼部のカワニナを求めて「はっさか」で多景島へ渡りました。狙う種は比較的深い場所にしかいないので素潜り採集は難しく、スキューバダイビングが必要となります。
多景島へ観光船「直政」が来ていました。真っ赤な船体は赤備えのイメージでしょうが、とても目立ちます。
多景島も島のほとんどは断崖絶壁に囲まれています。春から夏には多くのカルガモが繁殖し、卵の殻が至るところに落ちていました。しかし、ここで生まれたカルガモのヒナたちはどこで餌をとるのでしょう?よく知られているように、普通はカルガモはヒナを孵すと、ヒナたちが餌を取りやすい川や田んぼなどに「引っ越し」をしま す。こかし、多景島の周囲にカモのヒナが採餌できるような浅い水辺はなく、一番近い陸地の彦根までは湖上を5km渡らなくてはなりません。いったいヒナたちはどうしているのでしょう?
今日は3人がスキューバでの採集をしました。
午後は湖岸を歩いて沿岸性の貝採集です。