川虫実習'19

今年、初めてS川で川虫実習を実施することとなりました。初めての場所でやる実習は大変です。淵や瀬のある場所は、岸の作業スペースは、自転車置き場は、実習用具を運ぶ車の停車場所は…と何度も下見に足を運び、さらに毎週のように降る大雨のため、実習当日の数日前からは滋賀県リアルタイム水位情報をにらみっぱなしでした。先週金曜日の大雨の名残で、今日の水位は平水時プラス10cm(ちなみに先週の実習時はプラス17cm)。つまり、水深10cm以深でないと底生動物はほとんど採れないことになります。あまり良いコンディションではありませんが、今日は天気がよく暖かかったので、今朝、実施を決定しました。

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幸い、濁りはほぼなくなっていましたが、まだ流速はかなりあります。早瀬の流芯部の流速は1m/秒を優に超えていました。

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平瀬でも流速は0.5m/秒はありそうです。水深30cmを超える早瀬流芯での採集はなかなかハードモードでした。

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河原で虫拾い。10月に入ってから3度も大雨に見舞われたせいか、個体数はやや少なめでした。多様性はそこそこあるようです。

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目立ちたがりはどこにもいるもの。

ともあれ、これで学外の会議2連発プラス新規フィールドでの学生実習プラス科研費締め切りプラス諸々の委員会や面談に追われた10月の大車輪スケジュールはほぼ終わりました。今夜は久しぶりにほっとした気分になっています。