今日で前期の授業は全部お終いで,プランクトン実習の採集日。今日で,動ブラ・植プラの鉛直分布データが出揃うのである。実習用のサンプルは5月に採集したものだが,この時期の琵琶湖の植物プランクトンは、種類によって好む深度に若干違いはあるが、表層や躍層など、たいていどこかに割合明瞭なピークをもっている。ところが、去年から優占し始めた外来緑藻のMicrasterias hardyiは、表層から躍層よりずっと下の水深40mぐらいまで、ほぼ均一な密度でべた〜っと分布している。この実習を12年間やっているけれど、こんな出方をする植プラは初めてである。この種の「食われにくさ」を反映したものなのだろうか。不思議な感じがする。