実習三日目、今日は乗船実習に付き合う。畠島の近くまでだからあまり時間はかからない。採水とネット曳きをやって、2時間程で帰港。
午後はプランクトンと寄生虫の観察。フグの毒がちょっと心配で、学生には手袋着用で解剖をしてもらうことにする。
12日追記。昨日は，ここまで書いたところで睡魔に負けた。
学生諸君の釣りの獲物のフグ，ニシキベラ，オオスジイシモチからは吸虫，単生類，橈脚類の寄生虫がとれた。あまり大物は出なかったが，まずまずの戦果である。
イボニシの方は，交尾器はよくわかるのだが精巣と卵巣の色の違いがいまひとつはっきりわからなかった。ちゃんと実体顕微鏡で見なければだめだったと思う。しかし，半端な大きさの交尾器を持ったものはいなかったので，奇形個体は多分出ていないのだろう。
乗船実習で採集したプランクトンの中で，ヤムシにメタセルカリアがいないかどうか探してみたが，見つからず。
