「環境生物学I」の講義スタート。1回生に生物と非生物の違いについて質問すると「生物には細胞があります」とか「生物は遺伝します」とか優等生的回答が返ってきた。その一方で,「炎と生物の共通点と相違点は?」のような質問には,何でもいいから挙げてごらんと催促しても,答えに窮する学生が多かった。どうも今年の1回生は教科書をマスターすることには長けているけれど,天真爛漫さには欠けているような感じがする。もっと伸び伸びと考えようよ。
今日,教育実践支援室長と出会った時に「カリキュラムポリシー策定して落第する学生が増えたら,受験生から敬遠されませんかね?」と質問してみたら,「そうなったら日本の大学教育は終わりだね」と返された。あの,私は10年以上前から「もう終わっている」と感じているんですけれど…。