実家での雑用を済ませたあと、新展示(これね)を見に目黒寄生虫館へ行った。
休日なので若者でいっぱいの寄生虫館。
新しい標本展示ケース。丁度I城さんがいたので話を伺うと、この展示は、館長のM田先生が仏像の展示(どこかの美術館だろうか)にヒントを得て、バックと照明に工夫をしたものだという。なるほど、美術品や宝飾品の陳列ケースに似ている。ハンザキ虫などの最近の研究進展についてしばし雑談をすると、「そういう(生物地理学的な)展示も増やしたいんだけれどなあ」と言われた。どうですか、ウチの学生を博物館実習で受け入れてくれれば、私の持ちネタなら手作りの展示作らせますよ(笑)。
ついでにこの絵本を購入した。絵本と侮る無かれ、内容はちゃんとした生物学の本で、寄生生物の特徴、寄生虫の生活史、免疫、宿主操作、宿主側の対抗戦略などに関する面白い知見が取り上げられ、大人が読んでも十分に楽しいおすすめ本である。学校や地域の図書館・博物館にぜひ置いてほしい(小学校中〜高学年ぐらいが対象)。知人のお子さんたちに贈って洗脳しようか。
- 作者: ニコラデイビス,ニールレイトン,Nicola Davies,Neal Layton,荒木潤,唐沢則幸
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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