生態学会2日目で、今日は「博物館の生態学」の自由集会に参加した。発表者内輪だらけ。
soishidaさんのプレゼンテーション。概念の学問である生態学の展示は難しい。博物学なら、対象が自然物か人工物かの違いだけで図書館や美術館と同じだから、ずらりと並べて多様性をこれでもかとばかりに見てもらうのが展示の神髄だろうが(違っていたらごめんなさいね、業界の方々)、生態学はまったく逆で、ある意味「加工状態でしか見せられない」。であるから、私はゲーセン方式でいいんじゃないかと思う。
Y冨さんのプレゼンテーション。展示メディアの試作と改良のプロセスについての講演。現場の方々には、展示の制作過程そのものが利用者を含む博物館全体にとって重要な活動であることは言わずもがなだろうが、ハコを作る行政サイドには忘れられがちかもしれない。むしろそちらに聞かせたい講演だったかも。
この後の、個人趣味に暴走したkensuke-nakataさんのプレゼンテーションはうかつにも撮り逃した。