初夏の風物詩

一限目の授業で,調べ物のために図書館を利用した.すると,図書館の職員さんたちが皆で窓の下を指さして大騒ぎしている.何かと思ったら,環濠のアイガモが4羽のヒナを連れて歩いていた.

母親は少しカルガモの血が入っていそうな感じ.ヒナはカルガモの新生ヒナよりだいぶ大きいので,もう4,5日以上は経っているのかと思ったら,観察を続けていたエコキャンの学生諸君の話では,昨日孵ったばかりだという.アイガモは増えすぎても困るが,4羽程度の増加は許容範囲だろう.無事に育って欲しい.

午後は,先週植えた田んぼでFW.皆で一生懸命植えたはずの田んぼは本日ご覧の通り,水が深すぎてほとんどの苗が水没している悲惨な状況で,今朝,S先生が慌てて堰板をはずしたという.大丈夫なのかな.

ナガオカモノアラガイは今年も畔によく見られ,中にはイネ科雑草の茎に登っている個体いる.Leucochloridiumに寄生された個体は負の走光性が消えて木の葉の表面などに現れ,その結果終宿主の鳥に発見されやすくなるそうなので,草に登った個体を注意して観察してみたが,触角の肥大した個体はいなかった.なんとかして一度は実物を見てみたい.