開出今あれこれ

受理通知1本.Nさん,ありがとう(昨日会ったけど.改めて).
さて月曜はいつもの田んぼフィールドワーク.今月末に,この田んぼの生物の話を地元の小学生にしてくれという依頼があったので,今週からは学生にカメラを持たせて,目ぼしい生物の撮影をさせ,開出今の生物アルバムを作ることにした.もちろん私も参加.

こんなのはどうかな?
先週見つけたナガオカモノアラガイはもちろん生態写真がいりますね.

うーん.小学生受けしなさそうな写真だ.いっそYouTubeのLeucochloridiumの動画を見せて,「寄生虫付きの貝を見つけたら知らせてね」と小学生にアピールしてみるか.
ナガオカモノアラガイと言えば,デンデンムシの大家であられる和歌山のM先生が先週の日記を見て,資料を一式送ってきてくださった.それによると,日本のナガオカモノアラガイからも,Leucochloridium*1の報告が一度だけあるらしい.これは,今後この貝を見つける楽しみができた.やはり寄生虫屋として,一度は実物を捕まえてみたいものである.
写真撮影中に,一人の学生が「これ何ですか,ヒル?」と,田んぼの中からにゅるりとした物体を棒の先で引き揚げた.環形動物だけど,10センチぐらいあるからヒルにしては長いねえ,しかも途中で切れているから実際はもっと長そう,太さは人の指ぐらいもあって,黒…?
(現在,写真を専門家に回して鑑定中).

*1:正確に言うとLeucochloridium科