50年前のカワニナ系統図

目黒から,「処分される運命にあった」という1950年代の古い研究試料が送られてきた.見ると,カワニナ類の分類に関して名を残しているK山先生の自筆の資料で,「日本列島産カワニナ系統図」というもの.標本そのものは付随していないが,50個体近い標本の写真と胎貝の精密なスケッチが付いている.貝類研究史の資料として価値がありそうだし,博物館に所蔵してもらった方がいいのではないかと思って某国立博物館の貝屋さんに相談したところ,K山氏のコレクションはsoishidaさんのところにあるはずだから,そちらでの所蔵が望ましいのではないかというお答えであった.そういうことで,お引き取りいただけます?<soishidaさん