博物館学実習日。当初、N間さんは「寄生虫標本の作り方でも…」と言っていたのだが、寄生虫標本は一日で出来るものではないし、研究用の標本と展示用の標本でもまるきり作り方が異なる。それで、小中学生でも手軽にでき、小規模な博物館でも十分に収集や展示のできる貝類標本を作ることにした。すなわちNiku-nukiである。
一時間目は琵琶湖へ出向いて標本用の貝を自分で採集する。

河口の中洲にカルガモたちが羽を休めていた。この時期、親子連れにもよくお目にかかる.


遠浅の砂洲にはイシガイやマシジミが潜み、砂の上をホソマキカワニナが這う。採集にはたこめがねが大活躍。

カワニナ類は、ホソマキ、フトマキ(多分)、ハベ、タテヒダ、ヤマト、チリメンの6種。その他に巻貝はヒメタニシとスクミリンゴガイ(死殻)、二枚貝はイシガイ、マルドブガイ(死殻)、ヌマガイ(多分・死殻)、タイワンシジミ、セタシジミ、マシジミ、ササノハガイ(死殻)。

二時間目は実験室でNiku-nukiをする(T良さん、別刷りありがとう)。あれ、実験室に鍋を置き忘れてきたかな.

貝殻と軟体の液浸標本をセットにして完成。
まだ本調子ではないので、実習の後はさすがに疲れて一休み。今日はアッサムのファーストをミルクティーにしてみたのだが、涙が出そうなほど美味い。そしてこれがまたM厨さんのチョコミントケーキと感動的にマッチする。これほどケーキと相性が良い紅茶に遭遇したのはロヒーニ以来だ。