alien-sより転載します.詳細情報はこちら.http://vege1.kan.ynu.ac.jp/forecast/
コモチカワツボはニュージーランド原産のカワニナ幼貝に似た微小な淡水の巻貝で,川の岩上を覆いつくすほど増えることがあります.淡水産外来無脊椎動物の生息地は川の水系ごとに孤立しているので,普及啓発によって分布拡大を止められる可能性も高いと思われます.
淡水産外来無脊椎動物の分布拡大をモニタリングする試みが岩崎(奈良大学)・竹門(京都大学)の両氏によって構想されており,分布拡大のモニタリング活動を普及し,共通の方法での調査や分布状況の公開などを行う仕組みをつくろうと勉強会を企画しました.<日時と場所>
2008年 6月15日(日) 湯河原観光会館 小会議室
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566<プログラム>
午前 10時開始
・まだまだわかっていない外来淡水産無脊椎動物の全国的な分布状況:現状と課題
岩崎敬二・奈良大学
・神奈川県内の淡水外来生物の状況について概要.
園原哲司・向上高校,
石綿進一・シルク博物館(元神奈川県環境科学センター勤務)
・分布拡大を止めるために何ができるか,調査セグメント図,対象種,結果のイメージ,など.
小池文人・横浜国立大学
・コモチカワツボの野外での見つけ方と同定,生態と生物学的特徴,非意図的に持ち出さないための方法(長靴の取り扱い,水草の持ち運びの危険性,すでに侵入している注意すべき場所)
園原哲司・向上高校
・関東や全国の調査への参加受付(団体,個人どちらでも可能です)
午後 湯河原市内の千歳川にて現地見学. 園原哲司・向上高校<今後の勉強会の予定>
第2回 カワヒバリガイ 2008年9月,手賀沼・利根川.
案内者:山室真澄・東京大学,伊藤健二・農業環境研究所
第3回以降 フロリダマミズヨコエビ,外来カワリヌマエビ(ミナミヌマエビ),タイワンシジミ,外来プラナリア など
ミナミヌマエビは在来種だぞ.