さなだ参り来る

同じ学科のH田さんが「ニゴロブナを解剖していたらこんなものが…」と何やらムシを持ってこられた.見ると,なんと単節条虫が10匹以上も蠢いている.H田さんは今までにもたくさんニゴロブナを検査しておられるが,ムシを見たのは初めてだそうだ.提供されたムシはトータル34個体.日本の単節条虫を集めずんば止まぬS教授の執念をついに琵琶湖も嘉したもうか,かくも沢山のムシをお贈り下された.たぶんニゴロブナからは初記録だし,きっと大喜びするだろう.
S教授は今日は目黒寄生虫館に行っているので,とりあえず琵琶博のGさんにメールを入れて,ムシの固定にとりかかる.