さなだ修行

朝からS教授Kさんと共生センターへ。午前中はスタッフの皆さんの手を借りて魚の採集、S川さんが投網の最初の一等で大きな(SL45cm以上)コイ2尾をゲットしてくれたのに気を良くし、他のメンバーは実験河川で雑魚類のショッカー採集をする。タモロコやカマツカの他、S教授が産卵遡上していた巨大ゴイ(SL48cm)をタモでキャッチ。チェコの両氏は普段自分たちで魚を捕ることはあまりないそうなのだが、それにしてはS教授、タモさばきが妙に上手であった。その他、珍しいところではイチモンジタナゴやスッポンも。
午後はとれた魚の料理解剖。コイには3種の単節条虫が寄生していて、その見分け方のレクチャーを受ける。コイ以外の魚からは、残念ながら条虫はわずかしかとれなかった。岐阜での経験では、条虫の感染率は梅雨時から夏に高くなるので、仕方がない結果だとは思うが、ちょっと残念。S教授から、こんどムシを捕ったときは彼らの流儀で固定するよう、切々と吹き込まれた。ハイ、こんど条虫を取ったときには、そうやってチェコに送ればいいんですね…。
ともあれ、少なくともコイからの成果はなんとか満足できそうだ。ご協力いただいたスタッフの皆さま、ありがとうございました。