Down Houseへ向かう。今回は、あらかじめ電車とバスの時間を調べ、万全を期して行った。
Down Houseは、１階の主要な部屋がダーウィン一家が使用していたときの状態に復元され、２階は博物館になっている。見るべきものはいろいろあるが、室内は残念ながら撮影禁止である。例の温室を含む庭の部分もよく整備されていて、観光客もそう（倫敦ほどには）多くないので、ゆっくり楽しむことができる。
ダーウィンの散歩道sand pathの入り口。この先はこんもりした小さな林の中を通る。しかし、自宅の庭に、実験をするのに十分な広さの草地と林があって好きにいじり放題というのは、やはり生態屋にとっては夢だ。
昼過ぎまでゆっくり家と庭を見学してから倫敦市内に戻り、まだ行っていなかった倫敦動物園に向かう。キュー植物園などとは違って街の中心、しかも若者街が近くにあるため、最寄り駅を降りた途端に頭が痛くなるような混雑、しかも動物園の隣の公園でイベントをやっていたので、何やら大音響が聞こえてきて、どこから湧いてきたのかと思うほどの人、人、人。
人込みをくぐり抜けて動物園に着いたのは午後の4時。ここは世界でも３本の指に入る古い動物園で、昔は入場無料だったのだが、経営難で潰れかけたという履歴がある。現在は倫敦動物園協会の運営で、入場料は14.5ポンド、結構高い。
入り口でマップをもらってみると…えーと、一辺が 400mぐらいの範囲に収まる敷地面積なので、１時間あれば回れるだろうと思っていたのだが…上野動物園の東園ぐらいの規模はかるーくありそう…天下の倫敦動物園をナメていた。文字通りに走って園内を一周する羽目になり、くたくたになった。
歴史ある両生爬虫類館の重厚なエントランス。
ポリネシアマイマイの増殖部屋。
