岐阜へ

昨日ですが、学生の希望者4人を連れて自然共生研究センターの見学に行ってきました。私としてもセンター内部の見学は久しぶり(多分8年ぶりぐらい)です。昨年4月から新センター長に就任されたMさんのレクチャーにより、最近のセンターの研究成果を伺いました。また授業で使える話がいくつもあったので、こちらもアップデートしなければなりません。

また、実験河川の生物相も私がいた頃から随分変化してきているようでした。一時期、ドブガイが大量発生していたわんどは周辺の樹木が大きくなり、落ち葉が堆積して貝はあまりいなくなってしまったそうです。自然河川のたまりなら10年に一度ぐらいは大規模な出水によりフラッシュアウトされるのでしょうが、実験河川ではそうはいかないようです(時々泥出しはされているようですが)。

実験河川に地下水を導入できるバルブがつけられていて、いわば人工「湧水河川」が再現できるようになっていました。今、水温の違いが魚類相などに与える影響の調査が行われているそうです。

これはミニ遊水池。洪水の際に遊水地や霞堤にどのように水が出入りし、どうやって水が溜まるのかをテストするために作られたものです。この研究成果も早く聞きたいものです。